キャセイパシフィック航空が
極上のトランジットを提供

香港の空港にある「ザ・ウィング」ファーストクラスラウンジdここにはなんと広いバスルームがある! アラカルトメニューのレストランもあって、なんだかホテルみたいだ。
もうひとつの「ザ・ピア」ファーストクラスラウンジは、とにかく広い。ゆったりとしたこんな廊下があり、フットマッサージもお願い可能。

 日本からモルディブへ行くには、直行便がないので、どこかで乗り換えなくてはならない。

 で、キャセイパシフィック航空利用の香港経由なら、日本~香港間が約4時間+香港~モルディブ(マレ)間が約6時間半。じつに効率的なルートで行ける。しかも、日本各地6都市7空港からのフライトがあるので、かなり便利。毎日20便以上が運航しているというのも、すごいことだ。

 キャセイパシフィックは安全評価も高く、ドイツJACDEC社の安全性ランキングでは、2015年から3年連続1位受賞。英国のスカイトラックス社による権威ある「ワールド・エアライン・アワード」では、最多受賞記録となる過去通算4回の「エアライン・オブ・ザ・イヤー」に輝いている。超優秀航空会社なのだ。

左:高度35000フィートの上空でおいしく味わえるよう、特別に醸造されたクラフトビール「ベッツィービール」。ユニークなテイストを加えているのが“リュウガン”で、果実のフレーバーがビールにまろやかさを表現させている。
右:乗り継ぎ時間があまりない人向けに用意された軽食メニューの種類の多さにびっくり。

 で、気になるのが乗り継ぎ時間の過ごし方。なんといってもお薦めは、世界のエアラインの中でももっとも力を入れている、空港ラウンジでの滞在だ。

 キャセイパシフィックのホームタウン香港国際空港には、6つのキャセイパシフィック・ラウンジが用意されている(G16ラウンジは現在改装中)。

こちらは羽田空港のキャセイパシフィック・ラウンジ。自宅のリビングにいるような心地よさだ。

 せっかくモルディブの優雅なリゾートに出かけるのだから、この魅力的なキャセイパシフィック・ラウンジ経由で、優雅な旅を続行したい。ちょっと奮発してビジネスクラスに搭乗すれば、それがかなうので、ぜひとも検討したいところだ。

 で、もちろん機上の空間もエレガントなわけで、羽田空港のラウンジから機内、香港での乗り継ぎ時間でのラウンジ滞在、モルディブのマレまでのフライト~優雅なリゾートライフ。と、一貫してラグジュアリーな旅ができる幸福は、ちょっと贅沢ではあるけれど、1年のご褒美としては最高のバカンスになるので、年末? あるいは来年の素敵な旅の計画に取り入れてみてはどうだろうか。

【取材協力】
キャセイパシフィック航空

http://www.cathaypacific.co.jp/

大沢さつき(おおさわ さつき)
大好きなホテル:LAPA PALACE@リスボン
大好きなレストラン:TORRE DEL SARACINO@ソレント
感動した旅:フィリピンのパラワン島ボートダイビング、ボツワナのサファリクルーズ、ムーティ指揮カラヤン没後10周年追悼ヴェルディ「レクイエム」@ウィーン楽友協会
今行きたい場所:ナミブ砂漠
ブログ https://tabi-travell.com/

Column

トラベルライターの旅のデジカメ虫干しノート

大都会から秘境まで、世界中を旅してきた女性トラベルライターたちが、デジカメのメモリーの奥に眠らせたまま未公開だった小ネタをお蔵出し。地球は驚きと笑いに満ちている!

2017.10.10(火)
文・撮影=大沢さつき