世界を旅する女性トラベルライターが、これまでデジカメのメモリーの奥に眠らせたままだった小ネタをお蔵出しするのがこのコラム。敏腕の4人が、交替で登板します。
第167回は、大沢さつきさんがモルディブの極上リゾート3軒を訪ねます。
海のブルーに染まる
忘れられないリゾート
抜けるような青空が映り込んだインフィニティプールと、海のブルー。たしかにモルディブの海は世界一。
クリアーなエメラルドブルーの水の色、きらきら輝く白い砂浜、吸い込まれそうな沖合のネイビーブルーの海を見ていると……時間も音も静止して、ゆっくり心がときほぐされていくのが、感じられる。
世界一といわれる美しい海に浮かぶモルディブは、世界中のトラベラー憧れのリゾート。26の環礁と1200の島があり、そのうち約200の島に人が住むといわれる。基本、1島1リゾート。各アイランド、思い思いの趣向を凝らしたおもてなしで、ツーリストを迎えてくれる。
今回はそんなモルディブのリゾートを3つ訪ねてみた。
サッカー選手のデヴィッド・ベッカムの家族とシェフのゴードン・ラムゼイ一家がおよそ1カ月過ごしたというレジデンス。上質モダンなつくりは、まさに邸宅。
ラグジュアリーリゾートが居並ぶモルディブで、ひときわ異彩を放つスタイリッシュなリゾートが、ここ「アミラフシ」だ。多くのリゾートが南国情緒なヴィラスタイルを提供する中で、なんともモダンなアミラフシは、現地の言葉で“私の島、私のアイランドホーム”という意味なのだそう。
だから、自宅のリビングでの居心地を、そのままモルディブに再現してみせたという意図があるらしい。
目の前の海が即、最高のダイビングスポットというロケーション。シュノーケリングでも十分楽しめる。
リゾートのロケーションは、ユネスコの世界生物圏保護区内。自然のままの豊かな緑と、驚くほど魚影の濃い海に囲まれている。なので、当然スクーバ・ダイビングにはもってこい。
ホテルのすぐそばには“ブルーホール”があり、5月~11月のウエストモンスーンの季節には、マンタや巨大なジンベイザメが集まるスポットも近い。このハニファル湾は、世界最大のマンタの餌付け場所として知られるところだ。
ダイビング&ウォータースポーツセンターには日本人のインストラクターもいるので、ライセンス取得の講習を受けるのもアリかも。
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- 文・撮影=大沢さつき
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