◆ラムリ (東京・大塚)
「カレーラクサ」

「カレーラクサ」950円。野菜と油揚げが麺を覆うように盛りつけられ、ボリューム満点。(写真提供:ウシゾーさん)

 2016年、東京・大塚にオープンした「ラムリ」。とはいうものの、店主は高田馬場で10年近く営業していたマレーシア料理店「大地の木」のベテランシェフ、マコさん。クアラルンプール出身のマレーシア人で、サンバルから海老麺のスープまで、すべて手作りです。

 ラクサは、大盛りの「カレーラクサ」。ココナッツミルク入りのカレースープが卵麺にしっかりからみ、このボリュームでもあっという間に完食です!

◆アジアンダイニング 韻彩 (静岡・浜松)
「カレーラクサ」

「カレーラクサ」1,000円。濃厚カレースープに、キュウリともやしのシャキシャキ感がよく合っている。

 静岡・浜松市にある「アジアンダイニング 韻彩」。オーナーシェフのマレーシア人、エミリーさんが、バクテーやナシレマッなど、故郷の味でもてなしてくれる店です。

 クアラルンプールの人気店で修業したというラクサは、ココナッツミルクとスパイスの香り高い「カレーラクサ」。麺はコシのある無添加の卵麺を使用し、量は180グラムと多め。「友達とシェアしてどうぞ」とエミリーさん。スープの辛さは調整可能なので、お好きな辛さで召し上がれ。

アジアンダイニング 韻彩
https://www.facebook.com/AsianDiningKitchen/

◆ちりばり (東京・五反田)
「つけ麺式ラクサ」

「つけ麺式ラクサ」750円(ランチ)、パクチー(50円)追加。もっちり食感の卵麺を濃厚でスパイシーなスープにつけて食べる。

 東京・五反田にある、タイガービールとチキンライスの店「ちりばり」。驚きの550円(ディナーは600円)で絶品チキンライスが食べられるとあって、ランチタイムは行列ができるほどの人気店。

 ラクサは2種あり、おすすめはラクサスープと麺が別々に提供される、つけ麺スタイル。濃厚なカレースープを麺にからめて食べれば、ラクサの新境地ここにあり!  と叫びたくなるような美味さ。現地マレーシアでもヒットしそうです!(※もう1種のラクサはスープ麺タイプで、ディナーのみ提供)

ちりばり
https://chilibali.com/

※表記価格は特記のないかぎり税抜

マレーシアごはんの会 古川 音(ふるかわ おと)
「マレーシアごはんの会」にて、マレーシア料理店とコラボしたイベント、マレーシア人シェフに習う料理教室を企画・開催。クアラルンプールに4年滞在した経験をもち、『ニッポンの評判』(新潮新書)のマレーシア編を執筆。マレーシアごはんの会の活動のほか、情報サイト「All About」でのマレーシアライター、食文化講演も担当している。
オフィシャルサイト http://www.malaysiafoodnet.com/

Column

マレーシアごはん偏愛主義!

現地で食べたごはんのおいしさに胸をうたれ、風土と歴史が育んだ食文化のとりことなった女性ふたりによる熱烈レポート。食べた人みんなを笑顔にする、マレーシアごはんのめくるめく世界をたっぷりご堪能ください。

2017.07.14(金)
文・撮影=古川 音(マレーシアごはんの会)