化粧直しのネガティブを全て解決!
“お直し専用コスメ”が誕生
作ってくれたのはイミュだから、中身は保証付き。その上で、限界まで小さく軽くしたパウダーファンデーションはちゃんと鏡付き。口紅やコンシーラーも小指ほど。アイシャドウやチークも、付け足すことを想定した発色と色味。しかも決して浮かず、どんな色でも肌にすんなりと収めるため、チークやグロスなどには黄色味の隠し色を加えたのが新しい。化粧直しの役割を見事にとらえた他にはないひと技だ。
だから使い方としては、お直しセットを自分で作って、常にバッグの中に入れておく。家用とはっきり分けることで、無駄なものを持ち歩かずにすむし、それこそ化粧直しでしか得られない完成度を、生み出せるのは初めての体験。化粧直し専用コスメと出合うと、日中直す意味が改めてわかるはずなのだ。
加えて言うなら、メイクコスメが小さくて軽いって、何だかそれだけでひとつの喜び。こういう化粧品があればこそ、ちゃんとメイクしよう、ちゃんと化粧直ししようと思えるはず。かくして逆に今後、化粧直し人口が増えていったらいい。メイク完成度を高めるためにこそ!
齋藤 薫 (さいとう かおる)
女性誌編集者を経て美容ジャーナリスト/エッセイストに。女性誌において多数のエッセイ連載を持つほか、美容記事の企画、化粧品の開発・アドバイザーなど幅広く活躍。『“一生美人”力』(朝日新聞出版)、『なぜ、A型がいちばん美人なのか?』(マガジンハウス)など、著書多数。近著に『されど“男”は愛おしい』(講談社)がある。
Column
齋藤 薫 “風の時代”の美容学
美容記事の企画、化粧品の開発・アドバイザーなど幅広く活躍する、美容ジャーナリスト・齋藤薫が「今月注目する“アイテム”と“ブランド”」。
2017.05.25(木)
文=齋藤 薫
撮影=吉澤康夫