2011年3月12日。あの大震災の翌日、7年ぶりに動いた天王星。この動きの遅い天王星の影響がじわじわとでてくるのは実は2012年から! さあこれからの7年、あなたの運命はどう動く!?
岡本翔子先生監修の“14年間の超ロング星座占い”をお伝えします。
天秤座 (9/23~10/23生まれ)
嘘臭い人間関係に終止符が打たれる可能性も
【今までの7年】
2009年秋以降、仕事や私生活で重圧を感じたはず
2004年秋~2005年秋、何をしていただろうか。この期間は過去最大の発展期であり、この間に出会った人々や始めたことが、今のあなたの基礎となっている。しかし2009年秋以降、現在に至るまで責任と重圧の星・土星が天秤座を運行し、仕事も私生活も一筋縄ではいかなくなってきた。そして2011年春に変革の星・天王星が動き、天秤座の運命は大きく翻弄させられることになる。
【これからの7年】
柔軟なあなたに生まれ変わるきっかけを天王星がもたらす
そもそも星座と惑星には相性がある。天秤座は常に、上品かつ優雅でありたいと願う洗練された星座。対する天王星は革命、解放、独創性などをキーワードとする惑星。ちょっと考えれば最初から違うもの同士なのだ。
まず1対1の人間関係に問題を投げかける。たとえば子どもやお金のため、愛よりも依存によって成り立っている結婚生活は、緊張や不満が高まり、ことの本質があらわになってくる。天王星は真実を求める星なので、どことなくうそ臭い結婚や恋愛関係、ひいては仕事相手との関係にも、疑問符を突きつける。また仲のよい友だちや理解し合っているはずのパートナーとの間にも、ある日、ドキッとするような新しい変化をもたらす。
天王星は慣れ親しんだパターン(習慣化した仕事のやり方や人づき合いの方法)を壊すことで、新しくもっと柔軟に生まれ変われとあなたを促す惑星なのだ。ある日突然、困難な状況がもち上がり、それに向けて責任を持って対処せざるを得なくなる。ここが肝心なのだが、天秤座の常套手段=表面的にはニコニコしながらやり過ごすということができなくなり、そこが一番落ち込むところだ。
経済的にも変動が多く、貧乏を恐れる天秤座には不安を覚えることが多い。今年前半の金運は好調なので、この間に経費の見直しを図り、日常的な支出を減らす工夫をしておくと万全だ。
この先7年、天王星はあなたを支えるバランス秤を大きく揺らすが、それはあなたを目覚めさせ、人に依存しないで生きる術を授けるためである。考えようによっては、人生最大のブレークスルーとなる期間。変化を恐れず、たくましくしなやかに生きていこう。
2012年のラッキーアイテム ラメ入りアイライナー
エネルギーをもらえる場所 モロッコ
エキゾチックなモロッコには、カワイイ雑貨やグルメなレストラン、そして満天の星を仰げる砂漠など、あなたのハートをわしづかみにする魅力がいっぱい。まるで迷路のような旧市街を歩くうちに、心がゆっくりと解放されていく。
岡本翔子
心理占星学研究家。ロンドンの英国占星学協会で心理学ベースの占星術を学ぶ。英国占星学協会会員。本誌他、連載多数。また、月のリズムについての造詣も深く、毎日の月の動きと月が位置する星座が記されたダイアリー『MOON BOOK 2012』も好評発売中 。 春には『ハーブと占星術(仮)』(翻訳書)が東京堂出版より刊行予定。岡本翔子公式サイトwww.okamotoshoko.com 岡本翔子公式ブログameblo.jp/okamotoshoko/
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2012.02.16(木)
text:Shoko Okamoto
photographs:Bungeishunju