岡本翔子・天王星でみるこの先の7年【蟹座】

　2011年3月12日。あの大震災の翌日、7年ぶりに動いた天王星。この動きの遅い天王星の影響がじわじわとでてくるのは実は2012年から！　さあこれからの7年、あなたの運命はどう動く!?

　岡本翔子先生監修の“14年間の超ロング星座占い”をお伝えします。

蟹座 (6/22～7/22生まれ)

ゆっくりでもよいので自己革新を起こすチャンス！

【今までの7年】

　今までに成し遂げてきたことを肯定してみよう

　変革の星・天王星は、蟹座に対し長期的によい影響を授けてきた。この7年間であなたが成し遂げてきたことを思い出してみよう。どんなに小さなことでもいい。いつの間にか身についた仕事のスキルでさえも、あなたには大切な財産だ。それをちゃんと思い出し、自分で自分を褒めてあげよう。今の自分を肯定しなければ、人は自分の人生を先に進めないからだ。

【これからの7年】

　先が読めない展開にもワクワクする気持ちを大切に

　やや保守的で「保護されたい」「守られたい」という気持ちが強い蟹座は、あえて危険に身を投じるタイプではない。しかし天王星が動いた今、この先の7年は、仕事や対社会的な事柄に天王星の風変わりな要求が表れる。“他人とは一味違う自分の個性”を躍起になって証明しようとするかもしれない。

　ただし日々、この星の影響を感じるわけではない。もっと長期的に天王星は、あなたの性質に不思議な色合いをつけていく。この先7年、蟹座は常に少々エキセントリックな洋服をまとっているようなものだ。しかし渦中にいると本人にその自覚はなく、むしろ周りの人に、「そういえば〇〇サンは最近、雰囲気が変わったよね」などと噂されたりしそうだ。

　今後7年間、あなたは社会の中で権威と呼ばれるものと対決することになる。会社の上司や雇用主、ひいては親との関係が窮屈になり、そこから自由になりたいという欲求が芽生えるのだ。時間はたっぷりある。落ち着いて自分の仕事や職業に対して思いを巡らし、今よりももっと創造的に仕事ができるように、注意深く自己革命を起こせと、星はメッセージを送る。

　2012年前半の金運は悪くない。将来何かビジネスを行いたい人は、金融機関に相談に行くのもいい。アイデアが勝負のビジネスで成功する暗示がある。ただし向こう7年間は、“安全で退屈な生活”とは縁がなくなるかもしれない。仕事や人間関係でさまざまな変化を経験することになるが、まるで映画を観るように、先の読めない展開にワクワクする気持ちがあれば、今よりもっとリアルな人生が、あなたを待ち受けているはずだ。

2012年のラッキーアイテム　ターコイズのアクセ

エネルギーをもらえる場所　オーストラリア

　悠久の時が作り出した広大な景観が広がり、アボリジニの文化が永遠の時を刻むオーストラリア。満天の星の下でのキャンプやエコツアーに出かけると、自分の“心の声”を聞くことができるはず。動物と触れ合うのも幸運の鍵。

2012.02.15(水)
text:Shoko Okamoto
photographs:Bungeishunju

CREA 2012年2月号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。