ハワイ発の元祖グラビアアイドルといえば?
そう、アグネス・ラムである。
1975年、18歳にして初来日。中国、イギリス、アイルランド、ポルトガル、そしてハワイの血を引くエキゾティックかつ親しみやすい顔立ち、そしてグラマラスなプロポーションでたちまち人気を博す。まさにグラビアアイドルの先駆者といえよう。
数年前、ネット上で死亡説が流れたが、ガセだったので胸を撫で下ろした。60歳を迎えた今も変わらず美しいのでまだまだ長生きしてほしい。
アグネス・ラムは、『うる星やつら』のヒロイン、ラムちゃんの名前の由来となったことでも知られる。そういえば、アグネス・ラムと同じくハワイで育ったすみれ――石田純一と松原千明の娘ですね――は、リゲインエナジードリンクのCMに、ラムちゃんに扮して出演していた。
あのCMが放送された1994年当時、すみれがラムちゃんを演じるのはミスキャストだという批判も多かった。そして、俺にも確固たる意見がある。
ラムちゃん役にふさわしいのは、すみれではない。あの女優だ。
そう、吉田羊である。
ラムちゃんにしては年齢がいきすぎているとか、そもそもイメージが全然合わないとか、疑問符を頭に浮かべた読者も多かろうが、そんなことはどうでもいいんだよ。
ラムといったら、羊に決まってんだろ!
2016.07.05(火)
文・撮影=ヤング
写真=文藝春秋