山田杏奈さんとうだつの町並みを散策。 ネストローブの秋の新作をまとった山田さん。フロントに配したリボンを結ぶ、コットンとリネンの生地のフーディーは軽やかで通気性もよい。気温が不安定な秋口にさらりと羽織りたい。山田さん着用:コットンリネン近江晒し超撥水フーディー(BRICK)/28,600円、ヴィンテージフラワータックスカート(柄)/36,300円(税込、9月下旬発売予定) 深みのあるブリックカラーが、うだつの街並みの優しい木材のムードとリンクする。 風が通りを抜けると、結んだリボンとスカートの裾がふわりと揺れます。 重厚な木の柱から、この地でゆっくりと年月を重ねたことが見て取れる。当時の商人たちの生活を思い起こさせます。 襖が開いていて開放感があり、外から入る自然光に満ちた空間でした。 畳の感触をゆっくりと感じるひと時も、贅沢な旅のワンシーン。 ステンドグラスを思わせる意匠に心ときめく。西洋風のこの外観は、当時珍しかったそう。 1階に126席、2階に50席の計176席を設けます。 2階の観覧席では、提灯の柔らかな灯りが頬を照らしました。 昭和の日本映画のポスターや俳優たちのサインも見ごたえがたっぷり。 2階席に上がると、優しい木の趣に包まれたステージと客席の大空間を一望できます。 伝統的な舞台設備をそなえた館内では、舞台の床下の空間・奈落も見学可能。急な階段に、山田さんも驚いた様子 本屋のスペースでは、地元の独立系や国外の出版社から発行される雑誌、写真集のほか、子どもと一緒に楽しめる絵本までをそろえます。 建築家の高橋さんの視点でセレクトした、こだわりの雑貨が並ぶ。ブランドを紹介した丁寧な説明書きも。 1階は入り口から歩き進めるごとに雑貨店、ファッションのセレクトショップ、本屋と姿を変える。 明治25年の建物を改修していることもあり、外観はモダンとレトロが融合するムード。2階にはカフェスペースを構えます。 来店客と職人を隔てるのは、たった1枚のガラス。人をつなぐ設計を目指す、高橋さんのこだわりが見て取れます。 店内には、地元の調味料やそうめんなど選び抜かれた特産品が並ぶほか、藍染めの原料となる藍も販売。ドーナツとコーヒーでひと休みするつもりが、思いがけない買い物をしていまいそう。