マレーシア・ボルネオ島の町で食べた「海南鶏飯」。しっとりやわらかな肉質で日本人好み。価格は1人前で約250円。 マレー半島北部の町で人気の、鶏に甘辛のタレを塗って揚げた「ナシアヤム」。鶏皮の香ばしさが食欲をそそる。丸鶏を食べやすくカットし、ご飯とセットで提供。価格は1人前で約200円。 山手線の五反田駅から徒歩約7分、桜田通りから1本入った小道沿いにマレーシア料理店「ちりばり」はある。看板に「チキンライス」のお店、と書いてあるのが目印。 人気No.1は「マレーシア鶏飯(蒸しタイプ)」。ランチ 550円、ディナー 650円。平日のランチタイムは、このチキンライス目当てのお客さんで行列ができる。 お店オリジナルの「薬味8種のせマレーシア鶏飯」700円(ランチ)。パクチー、みょうが、フライドオニオン、揚げピーナッツ、ネギ、ショウガなどの薬味がのっていて、さっぱり食べられる。 「揚げ」は、蒸し鶏に衣をつけて揚げた唐揚げタイプ。現地でも、マレー系やインド系の店で「チキンライス」と注文すると、この揚げバージョンが出てくることがある。 「焼き」は、蒸し鶏に黒醤油と蜂蜜を塗ってオーブンで焼いたもの。現地のマレー系の「ナシアヤム」に似ている。 店主の有賀さん(左)は「マレーシアは食べものが全部うまいんです。なかでもチキンライスが最高で、日本の牛丼や親子丼のようなジャンルとして、日本でもきっと流行ると思う」と語る。その夢を一緒に追いかけているのが、料理担当の奥さん、真弓さん。 夜は、サテー、バクテー、ワンタンミー、ペーパーチキンなどをお酒に合わせて楽しめる。どれも小皿サイズなので、少人数で訪れてもいろんな種類を注文できる。 「マレーシアには、まだ知られていないおいしい料理がたくさんあります。それらをこれからもどんどん紹介していきたい」と有賀さん。