幻の泡盛「泡波」を手に入れるのは一苦労
波照間島の泡盛「泡波」は地元の人にさえ行き渡らないというほど希少なお酒です。島内の売店4軒を回ってもミニボトルしか手に入らず、三合瓶は憧れの存在。三合瓶が店頭に並ぶと、観光客の間でウワサが広がり、情報が入った頃にはすっかり出遅れ、売り切れという具合。どうしても三合瓶が欲しいなら、Tシャツ・黒糖とのセット品を買う手があるけれど、どうも安直に手に入れてはならない気がしてしまいます……。
都内では1杯ン千円もするという泡波。波照間島内の民宿では夕食にふるまわれることもあるので、ぜひ味わってみてください。
そして夜は竹富町波照間島星空観測タワーへ!
北極星とほぼ同じ北緯24度にあり、赤道に近い波照間島では88星座のうち、84星座も見ることができます。屋上で星の話を聞きながら眺める夜空、まさに星が降ってくるようです。
波照間島
●アクセス 石垣島の新石垣空港から車で約40分で離島ターミナルへ。高速船で約60分
●おすすめステイ先 ペンション最南端
URL http://www5.ocn.ne.jp/~besuma/
古関千恵子 (こせき ちえこ)
リゾートやダイビング、エコなど海にまつわる出来事にフォーカスしたビーチライター。“仕事でビーチへ、締め切り明けもビーチへ”をループすること1/5世紀あまり。世界各国のビーチを紹介する「世界のビーチガイド」で、日々ニュースを発信中。
「世界のビーチガイド」 http://www.world-beach-guide.com/
Column
古関千恵子のニッポン極楽ビーチ十景
CREA WEBの好評連載コラム「世界極楽ビーチ百景」で海外の至福ビーチ事情をレポートし続けているビーチライター・古関千恵子さんが、特別篇として国内の厳選ビーチをおすすめします。三浦、伊豆、房総といった首都圏からのアクセスに優れた場所から、沖縄の離島や小笠原といったスペシャルな南国まで、日本が誇る10の絶品ビーチをご紹介!
2015.07.18(土)
文・撮影=古関千恵子