パイもあんみつも抹茶づくし!
「利休餅パイ」は、抹茶をたっぷり練り込んだ餡を柔らかい生地で包んだオリジナルの「利休餅」を、パイ生地に包んで焼いたもの。熱々が運ばれてきます。抹茶の風味が広がる和の風味に、パイ生地の洋の味わいがプラスされた、ここだけのスイーツ。サクサクのパイと、お餅のねっとりとした食感。濃い抹茶餡が香り立ちます。自家製の餡をパイ生地で包んで焼き上げる「あんこパイ」も食べてみたくなります。おいしさのポイントは、油分の少ないパイ生地。餡との相性が抜群です。
「抹茶あんみつ」は、国産天草を炊き上げた寒天のプリプリした食感、小豆餡の優しい甘味に、「利休抹茶あいすくりーむ」という組み合わせ。蜜は黒蜜か抹茶蜜、どちらかを選べます。抹茶蜜でいただくと、抹茶の風味が口いっぱいに広がって、感動。持ち帰り用は、手土産にもぴったりです。
「もなか」は、茶箱形の皮に、自分で餡や白玉を詰めて楽しむメニュー。パリパリした皮の食感が楽しい。「もなかの皮を注文して、おぜんざいに浮かべたり、アイスクリームやパフェをすくって食べるのもおすすめ」と店長の三宅るみさんからのアドバイスも。おぜんざいは、冬の人気メニューだとか。
お茶のおすすめを聞くと、「クリーム系には、香ばしいほうじ茶を。おしゃべりしたい時には、3煎まで楽しめる煎茶か、お茶の甘み、旨味を味わいながらたっぷり飲める冷茶を」とのこと。
「抹茶スムージー」や紅茶、柚子をブレンドしたローズヒップティーなど、日本茶以外のドリンクのおいしさも秀逸。珍しいネパールの紅茶・ヒマラヤティーも、ぜひ、飲んでみたくなります。
カフェで厳選したお茶が色々味わえるのは、以前から、会社が、中国茶やダージリン紅茶の輸入も行っているから。「4代目社長(現会長)が商業ベースで日本で初めて烏龍茶を輸入しました。ダージリンは、社長自ら現地に出向いて仕入れることもあります」と谷本さん。販売コーナーには、こだわりの中国茶や紅茶、健康茶も揃えられています。
茶寮のスタッフがきちんといれてくれるお茶と、ていねいに手作りされるスイーツ。ゆったりと味わいながら、おしゃべりしたり、寛いだり。お茶とお菓子の優雅な時間が過ごせます。
2015.06.28(日)
文・撮影=そおだよおこ