リラクシングウェアまでもらえるって知ってた?
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さて、いよいよ機内へ。搭乗口では待つこともなく優先搭乗で案内された。ニューヨークまでのロングフライトは、B777-300。南米まではロサンゼルス経由が近いが、ファーストクラスに少しでも長く乗るため、わざわざ遠回りのニューヨーク経由を選んだのだった。飛行時間は12時間55分だ。
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座席は、「JALスイート」と名付けられた半個室のシートが8席。左右の窓側に1席ずつ、中央に2席の4席が2列だ。この日のフライトの乗客は4人。全員が窓側に座り中央の席が空席となった。撮影用のカメラバッグもあり、機内持ち込み荷物が多い旅なのだが、壊れものということもあり、CAの方が、隣の空席に置いてくださり、シートベルトをしてくれた。いつも手荒に扱っているカメラバッグのなんと嬉しそうなこと(のように見えた、笑)。
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右:「ボーズ」のヘッドホン。大きなモニターとヘッドホンで映画も大迫力!
シートに座るとさっそく飲み物を聞かれた。選んだのはもちろんシャンパン「サロン 2002」。JALは、希少価値が高く入手が難しいと言われる「サロン」を機内で提供する、世界で唯一の航空会社なのだ。ふかふかのタオルのおしぼりとともに運ばれて来たシャンパンの、そのまろやかな口当たりと芳醇な香りに、気分はすっかりセレブ!
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順調に滑走路を離れ、これからの長旅に思いを馳せていると、まずは「ロエベ」のアメニティポーチ、そして「お着替えになりますか?」と、リラクシングウェアを渡された。あまり知られていないが、ファーストクラスではリラクシングウェアが配られる。JALのウェアは、胸元にファスナーがついていて、上下がグレーの濃淡の2色使い。共布の収納袋もあって持ち帰ることができるのだ。
トイレが空いたタイミングで、CAさんが声をかけてくださる。ファーストクラスのトイレは、着替える時に使うステップを引き出すことができるようになっているので安心だ。
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アメニティのポーチは、しっかりとした素材ですこし変わったシルエット。その理由は開けると分かる。中にフックがついていて、開いたまま掛けることができるデザインになっているのだ。ポーチ下部のマチ幅が広いのはこのため。
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ポーチのほかに、女性(私だけだった)にはコスメが配られた。資生堂の高級ブランド「クレ・ド・ポー ボーテ」の、拭き取り用化粧水、柔らかいコットン、こっくりとした美容液、そしてシートマスクが入っている。化粧室に立たなくても、クレンジングと保湿ができるセットだ。乾燥した機内でしっかり保湿し、ポーチに入っている紙マスクで更にガードできる。これは、うれしい!
そうこうしているうちに機内食の時間となった。
2015.06.05(金)
文・撮影=たかせ藍沙