深夜の東京には“どこでもドア”が開いている。中華、タイ、中南米、韓国、果てはボーダレスな店まで、異国への道は自由自在。今宵、ごはんで異郷の旅をしよう。時間など、忘れて。本気でお役立ちの「深夜でも鉄板で、おいしいエスニック」店を、一挙ご紹介!

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◆ Kitchen namo【松陰神社前】

深い時間ほどお客が集うスパイスとパクチーの桃源郷

パクチーと生マッシュルームのさっぱりサラダ 600円、パクチー・モヒート 650円、スルガベイインペリアルIPA 750円。

 今年3月、世田谷通り沿いに現れた『キッチンナモ』。店主・村山広樹さんが「自分で調合し、足し算、引き算するのが楽しい」という各種スパイスや、契約農家の有機パクチーをふんだんに使った料理とお酒は、完全にボーダレスだ。

左:マジョラムやプリッキーヌーを使ったラム肉とパクチーのコフタ ヨーグルトソース 800円(手前)、約10種のスパイスに漬けて燻した自家製燻製盛 850円。
右:左からバナナアマレットソーダ 650円、八角ラム 650円、箕面ビールおさるIPA 750円。

 脱臭、香り付け、味付けの基本構造を守った自家製ミックススパイスは、料理毎にアレンジ。シナモンやカルダモンなどを各種スピリッツに漬け込んでからトニックなどで割るスパイ酒も、必ず試したいひと品。これらを目当てに既に常連客がつき、23時以降に満席になることも多いそう。

 内装もすべて自作、飾られた帽子は彼自身のブランド。異郷ならぬ、ナモワールドへようこそ!

約35種のスパイスと自家製フルーツビネガーの瓶が並ぶ。

Kitchen namo(キッチンナモ)
所在地 東京都世田谷区若林3-16-1 フジビル1F
電話番号 03-6450-8919
営業時間 18:00~翌2:00
定休日 不定休
座席 20席(うちカウンター8席)
メニュー グラスワイン 650円~、クラフトビール 750円~(以上税込)
※カード利用不可、カウンター席あり

2015.05.17(日)
文=木原美芽、小寺慶子
撮影=上田佳代子、岡本 寿

CREA 2015年6月号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

この記事の掲載号

夜ふかしのすすめ

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