イエローのクロップトトップを重ねたようなシルクのブラウスは、さっと一枚着るだけでおしゃれな雰囲気を演出できる便利アイテム。袖をラフに捲り上げたようなディテールとエアリーな素材感が、エフォートレスで女らしいシルエットをかなえます。シルクブラウス18,000円(税抜)
2014年秋冬シーズンに誕生したばかりのブランド、IPSÉ(イプセ)は、業界内でも話題のルーキー。「あくまでも主役は着る人自身で、服はその個性を引き出すためのもの」という信念のもと、時代の“気分”を取り入れた働く女性のためのリアルクローズを提案しています。
働く女性にとって、仕事服にトレンドを取り入れるのは案外難しいことですよね。モード感が強いと悪目立ちしてしまうし、着まわしも効きにくい。もちろん着心地のよさだって妥協できないので、基本的にはシンプルでベーシックなものが活躍してくれると思います。けれど、やっぱりおしゃれに旬感は不可欠。そんな時に重宝するのが、まさにイプセのように“ニュアンス上手”なブランドなのです。
カーディガンを羽織っているような遊び心あるケープスリーブニット。まろやかなコクーンフォルムは、好感度の高いモード感をアピールできそう。タック入りの後ろ姿もふんわりフェミニン。ちなみにこの後ろ姿は、デザイナーご本人です。コットンシルクニット22,000円(税抜)
シャープで立体的な襟元がハンサムなイエローのコート。テントシルエットの両サイドの裾にはファスナーがあり、そこをスリットのように開けてラフに羽織るのが今年の気分。素材はハイカウントモールスキン。スウェードのようなリッチなテクスチャーと肌触りのよさが魅力。コート37,000円(税抜)
“時代の気分”や“ニュアンス”というものは、微妙なラインだからこそ作り手のセンスが問われますが、具体的にそれらを左右するのは“素材とフォルム”かも知れません。今季のイプセは、コンフォータブルな肌触りと美しいシルエットを可能にする素材感と、上品な女らしさを漂わせるエフォートレスなフォルムにこだわりが。実は私も写真のニットとパンツをオーダーしたのですが、忙しい朝はついこれに手を伸ばしてしまうだろうなあ……と今から予感しています。
空前のゆるパンツブームは、春夏も拡大して継続。写真ではわかりにくいですが、パンツの両サイドには流行中のスポーティテイストを意識した縦ラインも。カラーは使いやすいホワイトとブラックの他、クールな女らしさを表現してくれるアイスグリーンもあります。サテンパンツ18,000円(税抜)
イプセプレスルーム
電話番号 03-6427-2802
URL http://www.ipse-official.com/
Column
河井真奈の「私が今、買いたいもの」
スタイリストの河井真奈さんが、プライベートで今リアルに欲しいと思っているほどお気に入りのアイテムをピックアップ！
2015.03.09(月)
文＝村上治子
