先日、息子の校外試験につき添ったある日のこと。テストの終了時間に合わせて学校まで迎えに行くと、校舎から一斉に飛び出してきた子ども達の顔には、ほぼ全員と言っていいほど白いマスクが……。ほんの数年前までは、マスクと言えばごく一部の風邪気味の人が着けるものでしたが、いまや予防のために着けるのは当たり前。あらためてマスクの浸透率に驚くとともに、無機質なマスクの集団に少々異様なものを感じてしまいました。
そしてそんな出来事があった矢先、絶妙なタイミングで出会ったのが、テックマスク。まさに、アジアを旅行中、あまりに大勢の人達が街で白いマスクをしていることに違和感を覚えたオーストラリア人の父娘が、これまでにない、デザイン性に富んだマスクブランドを立ち上げたのです。父親のデイビッドは30年以上もアパレル業界に従事してきた人。娘のマディはまだ23歳というフレッシュな感性で、ファッションとトータルコーディネートできるスタイリッシュなデザインを提案しています。もちろん、マスクは一日中着けるものなので機能性も重視。高密度フィルターやシルクタッチ素材の使用など、心地よく着けられるための工夫も忘れてはいません。
たとえば、ひと昔前であれば実用性だけが求められていた帽子もストールもメガネも……、いまではすっかりおしゃれに欠かせないアイテムとなっています。考えてみれば、マスクは顔の半分もの面積を覆うもの。ファッション的にいかに大切なアイテムかは、推して知るべしです。これからはマスクも、言わばサングラス感覚。ついに、デザインで選ぶ時代がやって来たのかも知れませんね!
テックマスク
オンラインショップURL http://www.tecmask.com/shop
FacebookページURL https://www.facebook.com/tecmaskjapan
Column
河井真奈の「私が今、買いたいもの」
スタイリストの河井真奈さんが、プライベートで今リアルに欲しいと思っているほどお気に入りのアイテムをピックアップ!
2015.03.17(火)
文=村上治子