「ミニ・スイス」でチーズ・フォンデューを満喫

ニューグラルスにある店では、緑と花とスイスの国旗が出迎えてくれる。

 スイスからの移民が住んでいるのはニューグラルス。街ごとどこか牧歌的でミニ・スイスと呼ばれている。

本格的なスイス・フォンデューをテーブルでサーブ。

 「ニューグラルス・ホテル」のレストランの名物料理は、ウィスコンシン・チーズを使ったチーズ・フォンデュー。シェフがテーブルで、温めたホワイトワインにチーズを入れて作ってくれる。ご近所のおじさま達が、アルプスホルンやヨーデルを披露してくれるのが微笑ましい。

チーズ・フォンデューを囲んで。味付けはディル、ナツメグ、ホワイトペッパーにレモンジュースを少し足す。

New Glarus Hotel Restaurant(ニューグラルス・ホテル・レストラン)
所在地 100 6th Ave., New Glarus, WI 53574
電話番号 +1-608-527-5244
URL http://www.newglarushotel.com/

 生産者である農場と組んで、テーブルに新鮮で安全な食材の料理を提供する「ファーム・トゥ・テーブル」は最近のトレンドだが、一歩進んで、レストランが積極的に地域の農業を支えていこうとする愛情のようなものが料理にも感じられたウィスコンシン州だった。

 次回は、アメリカらしいローカル朝ごはんを求めて、アイオワ州の田舎町へ。農業祭で、収穫時期を迎えた1930年代の村にタイムスリップする。

【取材協力】
ウィスコンシン州観光局
URL http://www.travelwisconsin.com/
ミシシッピ・リバー・カントリーUSA
URL http://www.mrcusa.jp/

小野アムスデン道子 (おの アムスデン みちこ)
ロンリープラネット日本語版の立ち上げより編集に携わったことから、ローカルグルメや非日常の体験などこだわりのある旅の楽しみ方を発信するトラベル・ ジャーナリストへ。エアライン機内誌、新聞、ウェブサイトなどへの寄稿や旅番組のコメンテーター、講演などを通して、次なる旅先の提案をしている。
Twitter https://twitter.com/ono_travel

2015.03.12(木)
文・撮影=小野アムスデン道子