#25 Koh Phi Phi
ピピ島(タイ)
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「ピピ島」という響きに惹かれて旅に出た!
ネーミングって、とても大切ですよね。それは地名にも共通すると思うのです。
実は、私の初海外ビーチのきっかけは友達との「ピピ島って、知っている? なんだかカワイイ名前じゃない?」という会話から。特に事前情報もなく、ただ“ピピ島”の響きに惹かれて旅立ちました(その時は、ろくに調べずに行ったので、プーケットまでしかたどり着けなかったのですが)。ネーミングは旅の動機にもなりえるのです。
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そのピピ島は、プーケットの南東約48キロのアンダマン海に浮かぶ、6つの島々からなる諸島です。石灰岩質の島々は水面から岩肌を露出して立ち上がり、濃密な緑をのせつつ、ところどころに浸食による洞窟が口を開いていたりします。島々のうち、メインは滞在の拠点となるピピ・ドン島と、1日エクスカーションなどで訪れるピピ・レ島になります。
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ピピ・ドン島の玄関口はトンサイ・ベイ。迷路のように入り組んだ小道に、レストランや土産物店、ゲストハウス、ダイビングショップなどがひしめきあい、アジアンビーチ特有の、どこか浮かれたユルい空気。格安バンガローからリゾートホテルまで、ステイ先の選択肢も豊富に揃っています。とはいえ、トンサイ・ベイの賑わいも歩いて回れる範囲なので、近隣のプーケットが燦然と輝くシティリゾートに思えてくるほど。
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ピピ・ドン島の北端にあるレムトン・ビーチは、トンサイ・ベイと同じ島にあるとは思えないほど、喧騒とは無縁な静寂で満たされています。トンサイ・ベイからは陸路でアプローチができず、フェリーで海を渡ること約30分(ロングテールボートだと約40分)。そんな隔絶のロケーションとこぢんまりとしたサイズから、島好きにとって大好物なヒミツのビーチ的な雰囲気が味わえます。
2014.09.27(土)
文・撮影=古関千恵子