実りの秋を迎えるこの時期、各地のホテルで秋の味覚が堪能できるアフタヌーンティーの提供が始まっています。そんな中から今回は、味わい、香り、彩り、さらに景観などで“日本の秋”が体感できる「和のアフタヌーンティー」をご紹介します。
「実りの秋の和アフタヌーンティー~日本茶と愉しむ秋の彩り~」
◆東京ベイ潮見プリンスホテル
潮見駅から徒歩1分、ベイエリアや豊洲からのアクセスも良好なロケーションにある「東京ベイ潮見プリンスホテル」で現在提供中のアフタヌーンティーは、300年以上の歴史を持つ京都の老舗「一保堂茶舖」の日本茶を使用した「実りの秋の和アフタヌーンティー~日本茶と愉しむ秋の彩り~」。

2025年11月30日(日)までの期間限定のこのアフタヌーンティーは、和の旬素材を巧みに取り入れたスイーツ&セイボリーと、全20種のお茶などのドリンク付き。お茶のラインアップには、煎茶「芳泉」、玉露「麟鳳」、くきほうじ茶、国産紅茶、ほうじ茶ラテの5種の「一保堂茶舖」のお茶を含み、それぞれの個性豊かな味わいと香り、余韻をじっくりと堪能することができる。

アフタヌーンティーの幕開け、ウェルカムティーとして用意されるのは「一保堂茶舖」の極上ほうじ茶。焙煎の香ばしい香りとあと口の軽やかな一杯は、こだわりのアミューズとの絶妙なペアリングで、これからはじまる優雅なひとときへの期待を高めてくれる。
スイーツ&セイボリーには、スイートチョコレートに番茶のスモーキーさを合わせた「番茶生チョコレート」など日本茶を使用したメニューのほか、日本茶とのペアリングを意識したメニューを多数用意。例えば、香り豊かな白ごまを練りこんだ生地に、つぶあんとバターをサンドしたひと口サイズのどら焼き「しろごまあんバターどら焼き」は、「ほうじ茶ラテ」との相性が抜群だ。
なかでも自慢の逸品は、煎茶「芳泉」とともに味わいたいセイボリー「わらさのお茶しゃぶ 茶葉とかつお出汁のジュレ」で、こちらは日本茶の香りとともに茶葉をまるごと楽しむことができる。このように“日本茶との調和を楽しむ”ことをコンセプトにしたこだわりのメニューは、いずれも日本茶とのペアリングで芳醇な余韻をもたらせてくれる。

「さつまいもとほうじ茶のモンブラン」は、ほうじ茶の芳醇な香りと秋の味覚が織りなす絶妙なハーモニーがたまらない秋のスペシャリテだ。まろやかなマスカルポーネクリームと、濃厚な甘みのさつまいもクリームを、ほうじ茶のモンブランクリームでやさしく包み込みんだモンブランは、黒みつソースが味に深みを添え、トッピングのさつまいもチップスのパリパリ食感がアクセントに。まさに秋ならではの滋味深い味わいに仕立てられている。

やさしい甘みと鮮やかな彩りで秋の恵みを繊細に表現し、五感で味わう「実りの秋の和アフタヌーンティー~日本茶と愉しむ秋の彩り~」をいただくひとときは、東京にいながら、まるで京都の老舗茶舖を訪れたかのような特別な秋のティータイムになること請け合いだ。
東京ベイ潮見プリンスホテル
所在地 東京都江東区潮見2-8-16
電話番号 03-6666-5218(レストラン総合予約10:00~18:00)
https://www.princehotels.co.jp/shiomi/
◆予約サイト
https://www.princehotels.co.jp/shiomi/plan/tide_table_shiomi/afternoontea_2025_autumnafternoontea/
2025.09.16(火)
文=立花奈緒(ブレーンシップ)