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 1923年に兵庫・神戸で創業し、日本で初めてバウムクーヘンを販売したユーハイム。

 自然な味わいを追求する“無添菓”をモットーに、ドイツでマイスターの称号を取得した親方のもと、熟練の職人たちが日々、丁寧な手仕事によるお菓子づくりをつづけている。

 いまやバウムクーヘンは多彩な種類が登場し、リンゴを丸ごと包んだものやチョコレートが主役のもの、名店の抹茶を生かしたものなど、見た目も味わいもバラエティ豊か。

 また、ロングセラーのミートパイやバターケーキなどもファンからの人気が根強く、目移り必至。

 9月にリニューアルされるスイーツも多いので、この機会に改めてチェックしてみて。

ユーハイム

https://www.juchheim.co.jp/


◆「バウムクーヘン」

潔いほどのシンプルさを味わう看板商品

 ユーハイムのバウムクーヘンといえば、膨張剤は使わず、使用する油脂はバターのみ、外側を乳化剤不使用のオリジナルホワイトチョコレートでコーティングしているのが特徴。

 そのおいしさをダイレクトに味わうなら、まずはシンプルな看板商品からぜひ。

 主な原材料は卵、砂糖、小麦粉、やわらかく練り上げた希少なバターなど。膨張剤や香料は入れず、香り付けには天然バニラビーンズを採用。一層ずつ丁寧に焼き上げた生地はまろやかな口溶けで、素材一つひとつの持ち味が存分に生かされている。

 サイズはぜんぶで4種類あり、シェアする人数に合わせて選べるのも魅力。

2025.09.16(火)
文=Five Star Corporation
撮影=釜谷洋史