この記事の連載

 日本の夏の風物詩といえば花火。蒸し暑い夏だからこそ、華やかな花火で気持ちを爽やかに。

 今からでもぎりぎり間に合う、8月以降開催のおすすめの花火大会をエリア別にピックアップしました。夜空を見上げて、久しぶりの「いつもの夏」を味わいませんか?

 今回は、中国エリアの花火大会を紹介します。

» #1【島根県】松江水郷祭湖上花火大会
» #2【鳥取県】米子がいな祭
» #3【岡山県】ドイツの森 花火大会
» #4【岡山県】和文字焼きまつり
» #5【広島県】あしだ川花火大会
» #6【広島県】2025やっさ花火フェスタ
» #7【山口県】関門海峡花火大会
» #8【山口県】防府天満宮御誕辰祭 花火大会


#1 2025松江水郷祭湖上花火大会

色とりどりの花火が宍道湖の湖面と夜空を華麗に彩る

 「松江水郷祭湖上花火大会」は宍道湖の美しい湖面をいかした花火大会。2日間にわたり開催され、合計2万1,000発の花火が空を舞う。

 宍道湖の美しい湖面から打ち上げる花火が特徴で、水郷祭名物の「水中花火」、「空中大ナイアガラ金銀大瀑布」といったユニークな花火が観客を魅了する。連続斜め打ちやスターマイン尺玉連発、尺玉を4台船から同時に打ち上げる演出は、花火が視界いっぱいに広がり臨場感たっぷりだ。また、広大な会場でしか実施できない独特な「垂れ幕下がり」などが暗い湖面に映え、絵画のように幻想的な光景を作り出す。

 花火大会前に20時からドローンショーが行われるのも注目だ。

2025松江水郷祭湖上花火大会(まつえすいごうさい こじょうはなびたいかい)

打ち上げ場所 宍道湖上の台船 4箇所(島根県松江市)
花火打ち上げ日 2025年8月2日(土)8月3日(日)
ドローンショー20:00~20:15/湖上花火大会20:15~21:00
※雨天決行、荒天時は中止
打ち上げ数 8月2日1万発、8月3日1万1,000発
例年の人出 約68万人
公式HP https://suigosai.com/

#2 第52回米子がいな祭

米子の空に光を放つ! 感動のクライマックスで締める

 鳥取県米子市で開催される夏の風物詩「米子がいな祭」。祭りのフィナーレとして花火大会が催され、米子の空に光を放つ演出が行われる。

 地方の方言で“大きい”を意味する「がいな」の通り、2日間盛大に行われる米子の祭り。2025年は「おもっせぇ(面白い)」がキーワード。「がいな太鼓」や「がいな万灯」、さまざまなジャンルの踊りや演技が披露される「がいなCON(CONVENTION)」など、楽しい催しが米子の夏を熱くさせる。

 祭りのフィナーレを飾る約4,000発の花火は、米子の空を花火で埋め尽くし、感動の渦に包む。祭りの一体感と華麗な花火を夏の思い出に。

第52回米子がいな祭(よなごがいなまつり)

打ち上げ場所 米子港(鳥取県米子市)
花火打ち上げ日 2025年8月18日(日)20:00~
※小雨決行(荒天時は中止)
打ち上げ数 約4,000発
例年の人出 約10万人
公式HP https://gainamatsuri.net/hanabi/

2025.08.02(土)
文=桐生奈奈子