アーバン リサーチ(URBAN RESEARCH)のエカル(EKAL)は、海でもなく、山でもなく、湖を背景として、都市での生活とアウトドアライフをシームレスに繋ぐことを目指すブランド。2019年にスタートしたエカルはアウトドアの機能性と洗練したデザインを兼ね備えたラインナップでアウトドアのみならずタウンユースでも活躍。今注目のアウトドアブランドエカルの2025秋冬コレクションをご紹介。

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 エカルの2025年秋冬コレクションのテーマは、「breathing of trees」。季節が移り変わっても、そこに生き続ける湖畔の木々の様子に着想を得たアイテムが並ぶ。冬の木々をイメージしたダークカラーをベースに紅葉を感じさせるオレンジやキャメルを加えたカラーパレットで展開する。オリジナルはもちろん、ナンガ(NANGA)やグラミチ(GRAMICCI)、カリブー マウンテニアリング(CARIBOU MOUNTAINEERING)、ディッキーズ(DICKIES)に別注した限定プロダクトも充実のラインナップだ。

ナイロン素材の「NYLON TUSSER」

 エカルのオリジナルラインは、アーバンリサーチが独自開発した素材「UR TECH」を軸に展開。ナイロン素材の「NYLON TUSSER」は、軽量で耐久性があり、撥水性やUV カットもそなえる。近年の気候変動による夏の長さも考慮し、晩夏から着られるものをそろえた。

 今期は、木目をイメージしたオリジナルのプリント柄「レイクウッド」を展開。ブラックに溶け込んだかすかなブラウンやオレンジが叙情を感じさせる。シックなキャミワンピース(10,000円)やパンツ(9,000円)などに取り入れる。

今再注目のダウンメーカー・ナンガの別注ダウン

 国産ダウンメーカー「ナンガ(NANGA)」とは、ブランドが始動した当初から協業を行う。今期、パターンから別注してコクーンシルエットに落とし込んだダウンジャケット(40,000円)は、ホワイトとブラック、グレージュの3色を用意。街にもよく馴染むマットな質感で、内側にはメッシュポケットをそなえた。襟元のドローコードをしばることで、首元の温かさを保つことができる。

2025.08.06(水)
取材・文=福永千裕
写真=釜谷洋史