冷たく乾いた木枯らしが吹き、日本に冬がやってきました。自然の美しさと厳しさをひときわ感じる季節です。
凍てつく寒さが生む景色や、澄んだ空気に映えるイルミネーション……日本各地の冬ならではの絶景・風物詩を集めました。
暖かくして、今しか見られない冬景色に会いにいってみませんか？ 今回は、岐阜県が誇る冬の絶景・風物詩をピックアップ。日本の各地に息を呑むような素晴らしい景色が広がっています。
» #01 郡上八幡城
» #02 馬籠 木曽路氷雪の灯祭り
» #03 新穂高温泉 中尾かまくらまつり
» #04 栃尾温泉 洞谷雪桜ライトアップ
» #05 古式日本刀鍛錬打初め式
» #06 学びの森プロムナードイルミネーション
» #07 新穂高ロープウェイ
» #08 白川郷ライトアップ
» #09 下呂温泉『花火物語』～花火の歳時記～
» #10 秋神温泉 氷点下の森
◆郡上八幡城
八幡山の頂上に築城された郡上八幡城は、作家司馬遼太郎氏の著書『街道をゆく』の中で「日本で最も美しい山城」と称された城。郡上市のシンボルであり、日本最古の木造再建城として有名な城です。
山の頂きに白亜の城がそびえる風景は凛として美しく、天守からは城下町の名残を残す町並みや奥美濃の山々を見渡すことができます。また、雪化粧をした冬の郡上八幡城も絶景です。
郡上八幡城（ぐじょうはちまんじょう）
所在地 岐阜県郡上市八幡町柳町一の平659
http://www.gujohachiman.com/kanko/castle.html
◆馬籠 木曽路氷雪の灯祭り
中山道木曽路の宿場を1月下旬から2月中旬までの間、氷の灯籠でつなぐ幻想的なイベント「木曽路氷雪の灯祭り」。木曽路内の各宿場などで行われ、1か所につき2時間だけ氷の灯篭が灯る貴重なイベントです。
木曽路氷雪の灯祭りの中で特におすすめなのが、石畳が敷かれた坂に沿う数少ない宿場町の馬籠宿。往時の景観が保たれていて、街道を彩るアイスキャンドルの灯りを眺めていると江戸時代にタイムスリップしたかのよう。古き良き江戸を感じる、木曽路の情緒が凝縮された情景をたっぷりと堪能できます。
開催日程：2025年1月25日（土）〜2月15日（土）
※地区ごとに開催日時は異なります。
馬籠 木曽路氷雪の灯祭り（まごめ きそじひょうせつのひまつり）
所在地 岐阜県中津川市馬籠 馬籠宿場内 藤村記念館周辺
https://kiso-nagano.ne.jp/recommend/2025ice_festival/
2025.01.11(土)
文＝CREA編集部
