この記事の連載

 のっけることで生まれる、新たなおいしさ。フードライターの白央篤司さん、ごはん同盟のしらいのりこさんが「のっけて、食べる」楽しさを、毎日交互にレシピ付きで綴っていきます。

 きょうの当番は、白央さん。

※本記事は、再公開したものです(初出:2022年9月7日)

» きのうのレシピ「海鮮ばらちらし」


vol.55 カニカマきゅうりのっけそうめん

 好きなんですよ、この組み合わせが。赤と緑と白、夏のトリコロール。きゅうりを細切りにする手間だけがんばってほしい。

 夏に外出した後って、きゅうりやスイカなど、瓜系の味が身にしみません? あの瓜系の匂いも含めて体を癒してくれるというか。夏のヒーリング・アロマですな。

■材料(1人分)

・そうめん:50g(乾麺)
・カニカマ:50~60g程度
・きゅうり:1/2本
・めんつゆ:適量

■作り方

(1) きゅうりはよく洗い、水気をふきとる(←ここ大事、テストに出ます)。長めの細切りにする。

(2) そうめんをパッケージの指示通りにゆでて、ざるに上げ。冷水に取り、よく水気を切る。

(3) 器に(1)と(2)、カニカマをのせて、めんつゆを加える。

 カニカマも種類豊富にありますな。私はカネテツというメーカーの「ほぼカニ」という商品が好きなんです。値段も手頃。付属のだし酢でキュウリと一緒に和えて、おつまみにするのも好き。

 昨日のしらいさんの「海鮮ばらちらし」、「熱々ごはんをよそって、寿司酢をかけて混ぜる」の、目からウロコ。そう、それでいいんだよね。飯台でまとめて作る固定概念にとらわれてたなと思いました。ざっくり適当に混ぜたってそれなりになるし。家庭はそれでいいんだよね!

おいしいもののっけ隊(隊員2名)

白央篤司(はくおう あつし)

「暮らしと食」がテーマのフードライター。日本各地のローカルフードに詳しい。著書に『自炊力』(光文社新書)など。オレンジページやメトロミニッツなどでコラム連載中。
https://www.instagram.com/hakuo416/


しらいのりこ

お米料理研究家。米農家出身の夫、シライジュンイチと共にごはん好きの炊飯系フードユニット「ごはん同盟」として、美味しいご飯の炊き方やお米の料理、ごはんに合うおかずなどのレシピ考案を行う。
https://linktr.ee/shirainoriko

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Column

のっけて、食べる

のっけることで生まれる、新たなおいしさ。フードライターの白央篤司さん、ごはん同盟のしらいのりこさんが「のっけて、食べる」楽しさを、毎日交互にレシピ付きで綴っていきます。

2024.09.07(土)
文・撮影=白央篤司
イラスト=二村大輔