Magnificent View #133
アンヴァリッド(フランス)
(C) Robert Harding Images / Masterfile / amanaimages
アンヴァリッドは、日本語に訳すと廃兵院。戦争において傷を負い病を患った兵士たちを看護する施設として、17世紀後半に国王ルイ14世が創設した。
パリの街でもひと際目を引く黄金のドームを頂いた教会は、1706年に完成したもの。
この教会の地下にある墓所には、ナポレオンの棺が置かれている。生前の彼が望んだ通り、その遺骸がセーヌ川のほとり――つまりこの地――に埋葬されたのは、死後40年を経た時のことだった。その周囲には、ボナパルト家の親族やフランスの将軍たちの廟が並ぶ。
21世紀の今も、ここは現役の廃兵院としての役割を果たしているという。また、その一角では、軍事博物館としてさまざまな展示が行われている。
手前に架かるアレクサンドル3世橋は、アールヌーヴォー建築の傑作。この橋越しに望むアンヴァリッドは、神々しいほどの輝きを放つ。
Column
今日の絶景
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2014.02.10(月)
