CREAリニューアル新装刊、「秘密のパリ」特集にちなみ、本コラムでも“パリの空気を感じられる東京のレストラン”を4回連続でご紹介します。19世紀の美食家、ブリア・サヴァランが「ふだん何を食べているのか言ってごらんなさい、そしてあなたがどんな人だか言ってみせましょう」と『美味礼賛』に書いたように、食は人を表すもの。パリの人のキレイをつくる、パリの食にフォーカスをあててみます。スペシャル企画として、各レストランから特別プレゼントも! ぜひご応募ください。


一品ごとに極上素材! 5ツ星スタイルのパリの朝ごはん

グランド ハイアット 東京「フレンチ キッチン」
メニュー名:パリジャンブレックファスト

シャンパンハムとカマンベールチーズ、フルーツ盛り合わせ、ジュース、コーヒー または 紅茶付き。ジュースはオレンジ、グレープフルーツ、アップル、キャロットの中から選べます。

 おはようございます。みなさんは普段、朝食は召し上がりますか? 私はその日の気分と冷蔵庫の中身次第で、食べたり食べなかったりと適当ですが、ホテルのレストランに朝食を食べに行くのは大好きです。大きな窓から光が差し込む席でゆったりと朝食をとると爽やかな気分になれますし、仕事の意欲も湧いてきます。駅と直結したホテルなら、仕事の前でもアクセスしやすいうえ、非日常的な「気」をチャージできます。ホテルのドアは日常との結界。たとえドアマンがいない入口から入っても、ホテルの廊下に流れる静かな空気の中を歩けば、特別な時間がスタートするのです。

 ホテルで朝食といえば、平日の早朝に訪れたいのは、皇居のお堀の白鳥を眺めながら朝食がいただけるパレスホテル(大手町)の「グランドキッチン」や、ザ・キャピトルホテル東急(溜池山王)の水庭に面した「オリガミ」。ビュッフェの朝食を楽しみ、食後に「行ってらっしゃいませ!」と見送られると、実に気分が引き締まります。ホテルオークラ(虎の門)も、仕事スイッチをオンにしてくれる素敵なホテルです。

 一方、もう少しくつろぎたい朝に向いているのは、六本木ヒルズ内の5ツ星ホテル「グランド ハイアット 東京」2階のオールデイダイニング、「フレンチ キッチン」です。グランド ハイアット 東京のロビーから階段を上がり、「フレンチ キッチン」の入口でコートを預け、光が降り注ぐ広い廊下を歩いて席に案内されると、私の気分はすっかり“非日常”モードに切り替わります。ここで注文するのは、「パリジャンブレックファスト」(平日のみ)。パン3種(クロワッサン、バゲット、ブリオッシュ)、ジュース、コールドカット(ハムやチーズ)の盛り合わせ、フルーツ、コーヒーor紅茶という、パリ風の朝食です。

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2014.02.07(金)