【帝国ホテル 東京のバレンタイン】 うっとりするほどなめらかな口どけと やさしい甘さのホワイトカカオが登場

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　2月14日のバレンタインデーに向け、ホテルやチョコレートブランドから渾身のチョコレートが続々と発表されています。希少なカカオを使ったものや、SDGsを意識した地球にやさしいアイテムなど、今年は特にバリエーション豊かなチョコレートがずらり！

　大切な人やお友だち、もちろん自分へのご褒美にも。ひと口で幸福感に満たされる2024年のバレンタインチョコレートをご紹介しましょう。

「帝国ホテル 東京」だからこその想い

 「帝国ホテル 東京」からは、世界大会（クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー）において日本代表チームとして優勝経験のあるシェフ ショコラティエ 市川幸雄氏による新作ショコラが登場。

　世界的に希少なホワイトカカオを使用したビターチョコレートガナッシュに、さまざまなフレーバーのガナッシュやプラリネを重ねた5種類を詰め合わせた「ボンボン ショコラ『ホワイトカカオ セレクション』」。もう一つは、SDGsを意識しアマゾンの森林保全に貢献できるチョコレートを使用した「ボンボン ショコラ『バレンタインセレクション 2024』」。どちらも丁寧な手仕事ならではの繊細な仕上がりが印象的です。

　収穫数量が少ない希少なカカオ品種「ホワイトカカオ」を使用したガナッシュと、様々なフレーバーのガナッシュやプラリネを重ねた2層構造。

　下の層にはホワイトカカオのビターチョコレートガナッシュ、上の層には「プラリネ」「フランボワーズ」「ライチ（ライチ4.8％使用）」「カシス」「ビター」のフレーバーを重ね、それぞれ味わいや香り、口どけなどを緻密に計算しベストな配合で合わせています。

 「ホワイトカカオ」は、焙煎前のカカオ豆が白色で（通常は紫色）、苦味が少なくクリアな風味が特徴。今回使用するホワイトカカオはメキシコ産で、カカオが持つナッティな香味が広がるクリーミーなテイストです。

 「ショコラ」は少し甘めのビターチョコレートガナッシュと、ホワイトカカオの香りの余韻が心地よいショコラです。

 「プラリネ」は香ばしいトロリとなめらかなヘーゼルナッツのプラリネが、ホワイトカカオのガナッシュととけ合います。

 「フランボワーズ」は甘酸っぱく爽やかな酸味のあるフランボワーズガナッシュが、ホワイトカカオの香りと調和。

 「ライチ」は、みずみずしいライチの香りと、やさしい甘さのミルクチョコレートのガナッシュがホワイトカカオのガナッシュと好相性です。

 「カシス」は酸味のあるチョコレートをブレンドすることでカシスの味を引き出した華やかなガナッシュが、ホワイトカカオのガナッシュと寄り添います。

　なめらかなホワイトカカオのビターチョコレートガナッシュを下の層に忍ばせることで、それぞれのフレーバーの香りが引き立つのが魅力。ホワイトカカオのガナッシュはカカオ分が高くビターなはずが、円みのある味わいが印象的です。渋みや雑味を感じさせないマイルドな味わいは、全てのフレーバーと、やさしく重なります。

2024.01.23(火)
文＝下井美奈子