この記事の連載
新年を迎えて気分一新! ヘアもちょっと変えてスッキリしたい、または雰囲気を思いっきり変えたい。そんな大人の女性にちょうどいいお洒落なヘアスタイルをご紹介。
紹介するのは、くせ毛、爆発、ぺたんこ……などなどの髪の悩みを解消しながらも、今っぽくてコンサバ過ぎないスタイルを作り出す、代官山のヘアサロン・Srawのディレクター、柳亜矢子さんのスタイル。
「くせ毛活かしの天才」と呼ぶファンもいるほど、その人の髪質に合っていて再現性が高く、そしてお洒落なスタイルを数多く作り出しています。今年はちょっと変えてみたい、そんな気分にぴったりのスタイルをぜひ見つけて。
#1 大きく揺れるくせ毛っぽさが可愛いニュアンスパーマ
やや丸みのある前上がりのボブにニュアンスパーマをかけ、外国人のくせ毛のような雰囲気に仕上げた、キュートなショートボブ。
大きめのロッドをダウンステム(頭皮に対し90度以下の角度で巻く巻き方)で巻き、根元にはボリュームを出さず、髪の中間部分から大きいうねりやニュアンスが出るようにパーマをかけているのが最大のポイントです。
また顔回りのサイドに、バックより短い切り込んだ部分を作っているので、パーマをかけるとサイドからバックまで同じレングスのボブより、立体感と無造作な雰囲気を出せます。
寝癖でも活かしてしまえるくらい、ラフなニュアンス感が可愛いヘアなので、あまりスタイリングが得意ではない、忙しい方にもオススメ。
オーダーとスタイリングのポイント
前上がりのボブで、前髪は眉下くらいまでの長さに。顔回りはバックより短くなるよう切り込みを入れ、ワンレングスにしない。パーマは大きめのロッドで、ダウンステムで、根元は巻かずに毛先から中間までぐるっと巻き込んで。
カラーはなし。スタイリングは、ミストや水で全体を濡らし、バームを全体に馴染ませる。フワッとさせるよりも、頭にペタッと張り付かせるくらいの感じで、ギュッとコンパクトに仕上げる。
YANAGI’s Point
モデルのカイノユウさんの希望が、「自分で切ったみたいなラフな雰囲気にしたい」だったので、大きくうねるくせ毛のような雰囲気をパーマで出しました。比較的直毛なので、表面と内側で薬液を変えたりして調整しましたが、くせ毛の人ならカットのみ、または、わずかにパーマを追加して微調整すればOK。顔回りを切り込んだスタイルにパーマをかけたので、立体的で表情が出やすくなります。
2024.01.18(木)
文=斎藤真知子