圧力鍋と使い慣れた調味料で、時短OK!

時間のかかるビーフシチューも短時間で完成。

 新名さんが特におすすめのものは圧力鍋と使い慣れた調味料だ。

 Fissler社のビタクイック圧力鍋は、ネットの口コミを読んで購入。

 中が沸騰してから3~4分で肉じゃがやカレーができてしまうのは、本当にありがたい。短時間でも素材の味を引き出し、しっかりと味もしみ込んでいる。カレー、シチュー、煮物など応用範囲も広いので、週に何度も出番のある優れものだ。

出番の多いめんつゆや、振り掛けるだけでとろみの付く片栗粉など調味料はほとんど生協で購入。

 調味料は無添加のめんつゆや白だしがお気に入り。手間は省きたいが、安全安心にはこだわりたい。だから生協の無添加「こだわりつゆ」を使っている。希釈分量はすでに頭の中にインプットしてあるので、素早い調理が可能だ。特に下ごしらえなどの用意はしていなくても、毎日30~40分でしっかり夕ご飯の用意は整う。

 さらに、冷凍食品のホウレンソウやネギを常備、新鮮な野菜がないときにも味噌汁に入れ、野菜不足にならないよう努めている。

 仕事が重なってしまうときには、子どもたちが寝ている隣の部屋で、夫婦で深夜まで作業をすることも。親が忙しくて、子どもたちがかわいそうだなと思うこともあるけれど、「一生懸命仕事をしている自分たちの背中を見せていきたいです」ときっぱり、さわやかに語ってくれた。

 夜のリラックスタイムにも二人の会話は途切れることはない。家族の夢は会社の夢とイコールだ。「こうなったらいいね」「こうしていこう」「そうしたら、こうなるね」。

 リラックスした時間に二人で語る夢は、思いもかけないアイデアが生まれるブレーンストーミングでもある。

 夫婦で会社を立ち上げることは、それなりのリスクも覚悟しなければならないだろう。けれども、お互いをリスペクトする気持ちと思いやる気持ちがあれば、そのリスクは、まったく別のパワーに変換されて、思いもよらぬ力を発揮するのかもしれない。

Column

働くママのスケジュール公開!

忙しく働くママのために、時間節約術や役に立つ情報をお届けします。

2014.02.22(土)
文・撮影=HITOMINA