Magnificent View #107
チャウトージー・パヤー(ミャンマー)

(C) Robert Harding Images / Masterfile / amanaimages

 アジア最後のフロンティアとして、現在、経済成長の著しい国がミャンマー。そのミャンマーにおいて、ヤンゴンに次ぐ人口を擁する都市が、マンダレーである。

 マンダレーは、19世紀にビルマ最後の王朝が都を構えた街。この地および近郊に立つ700もの寺院とパゴダは、政治および宗教において、マンダレーがいかに重要な存在感を示していたかを物語っている。

 この古都から南に10kmほど離れたアマラプラは、マンダレー以前に都が置かれていた場所。イラワジ川とタウンタマン湖に抱かれたこの街は、伝統的な絹織物の名産地としても知られる。

 そのアマラプラを代表する寺院がチャウトージー・パヤー。ここには、ごく近年までミャンマー最大の規模を誇った900トンの大理石の仏像、そして色鮮やかな星座図など、見どころが多い。

 境内に林立する無数の仏塔を目にしたなら、誰もが敬虔な気持ちになることだろう。

Column

今日の絶景

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2014.01.15(水)