和風古民家をリノベーションした趣あるお店

◆奉茶・十八卯茶屋

 台湾の京都と言われる古都・台南。街には台湾の伝統的な建物が立ち並び、なかには昭和の日本を感じさせる懐かしい建物も見られます。

 上記写真の建物は、日本統治時代の台南公会堂。現在は、台湾四大名園の一つ「吳園藝文中心」となり、台南の文化芸術の中心地として活用されています。

 「奉茶・十八卯茶屋」は、この旧台南公会堂に隣接する木造の日本家屋をリノベーションした茶藝館。店内の窓は大きく、たっぷりと自然光が注がれます。

 茶席の横には、デザインや大きさの異なるさまざまな茶器がディスプレイされています。気に入ったものがあれば、購入も可能です。

 まるで茶器の博物館のような数。一つ一つ手に取り、触り心地を試すことができるので、使用したときのイメージも湧きやすいはず。

 注文したお茶は台湾の茶藝セットで楽しみます。お茶の淹れ方がわからなくても、お店の方が親切に教えてくれるのでご安心を。本格的な作法で淹れた台湾茶の風味と香りは、ただ淹れただけのお茶とは一味も二味も違い、よりおいしく感じられますよ。

奉茶・十八卯茶屋

所在地 台南市中西區民權路二段30號
電話番号 06-221-1218
営業時間 10:00~18:00
定休日 月曜
アクセス 台湾鉄路台南駅より徒歩約17分

矢作 晃之(やはぎ てるゆき)

埼玉県出身。最近は会う方から「日本語上手ですね」と言われますが100%日本人です。日本での台湾関連旅行会社勤務を経て中国語の勉強の為に30代で中国語レベルゼロからの留学を決意。その後、初めてコーディネーターという仕事に巡り合い、台湾で会社を立ち上げ、おかげさまで10年を超えました。現在はTVロケや雑誌取材のコーディネーターとして日々たくさんの方に新しい台湾を一生懸命探しながら紹介いたしております。CREA WEB読者の皆さんに喜ばれる、使える、役に立つ情報を発信させていただこうと思っておりますので、どうぞ宜しくお願いいたします!!

Column

台湾ぶらぶら食べ歩き

現地在住の日本人コーディネーター矢作晃之さんがお伝えする、台湾グルメてんこもりレポート!
高級レストランからB級グルメまで情報満載です。

2023.11.01(水)
文・撮影=矢作晃之