![九份近郊の宿「緩慢金瓜石」最上階のオープンテラス。壮大な山々と、陰陽海の水平線を望めます。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/b/d/1280wm/img_bd39a5c937f58bac81f4d6c17325f8d1179679.jpg)
今、台湾の人々のなかで週末旅に人気なのが、こだわりある民宿に宿泊すること。昔ながらの趣を残すリノベ民宿やオーナーの個性がギュッと詰まった宿など、さまざまな宿が国内各地に点在しています。
まるで自宅にいるかのように落ち着けるのが、民宿ならではの良さですよね。今回は、個性あふれる台湾の民宿をご紹介します。これから台湾旅行に行かれる方は、民宿を利用してみるのはいかがでしょうか。
看板猫がかわいい! レトロ感漂うゲストハウス
◆OrigInn Space
![南京西路の向かいから見た、「OrigInn Space」の外観。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/1/5/1280wm/img_1576d8c5c7d0b3c4b4fe04f691d10732185253.jpg)
台北の乾物屋街「迪化街」の南京西路側入り口近くにある、カフェ併設のゲストハウス。バロックスタイルや、赤レンガが特徴的な閩南式建築など、さまざまな建築様式の建物が残る「迪化街」ですが、そのなかでも珍しいのが「六館街尾洋式店屋」。6つの建物が連なる市指定の歴史的建造物で、「OrigInn Space」はその一角にあり、館内のカフェでは雑貨も販売しています。
カフェは1階にあり、広々とした開放感のある空間に大きなヒノキのテーブルが置かれています。宿泊者にはコーヒーのサービス付きです。
![コーヒーの香りが漂う店内に、センスのよい商品がディスプレイされています。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/f/4/1280wm/img_f445ebab8cbaa0da5403596967e45f12175001.jpg)
2階と3階が宿泊施設で、客室は全4室。3階の部屋はバス・トイレ付きですが、2階は共同バス・トイレです。客室の天井は高く、窓からたっぷりと外光が入ってきます。
![こちらは2階右側の客室。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/f/3/1280wm/img_f37065c71ab0898efa1ad0e8aa9c9b90147785.jpg)
カフェには看板猫のオーパンがいます。オーパンが大好きな場所は、2階左側の客室にあるこちらの椅子。客室に入ると、こんなふうに寛ぎながらお迎えしてくれるかもしれません。
![人なつっこい看板猫オーパン。愛らしく甘えてくるので癒やされます。猫好きの方は、ぜひこちらの部屋に滞在を。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/1/9/1280wm/img_1958b61d9352679cfddd9c4c867c4821212655.jpg)
活気のある街の片隅で、暮らすようにゆったりと滞在できるのがこの宿の魅力。台湾のディープな雰囲気がお好きな方には、グッとくるのではないでしょうか。
OrigInn Space
所在地 台北市大同區南京西路247號
電話番号 02-2558-8843
アクセス MRT北門駅3番出口より徒歩約5分
2023.10.01(日)
文・撮影=矢作晃之