過去にも何度かリノべブームで誕生したスポットを紹介しましたが(「台湾でリノベブームがますます拡大!寛ぎの時間を過ごせるカフェ3軒」、「台北から1時間のショートトリップ 台中のリノベスポットが楽しすぎる!」、「アートな気分で旅する台湾 話題のリノベーションスポットBEST3」)、2023年現在もリノべブームの勢いは止まらず、大規模施設やホテル、カフェなど、さまざまな施設が増え続けています。そのなかには、日本を彷彿させるスポットも!
そこで今回は、注目のリノベスポットを3つご紹介します。
アートスポットに生まれ変わった酒瓶の蓋工場
◆POPOP Taipei 瓶蓋工廠台北製造所
![施設のメインとなるI棟。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/0/c/1280wm/img_0c746ffe4f151ddb8f79e80d28ecee50229251.jpg)
日本統治時代に酒瓶の蓋の製造工場だった場所を、芸術家たちのコワーキングスペースやイベント会場として使用するためにリノベーションした施設。今、新たなクリエイタースポットとして注目されています。
敷地内には大小さまざまな展示スペースがあり、物販、音楽イベントなど多様な用途で利用可能だそう。週末は各種催し物でにぎわっているようです。
![地面は工場時代のデザインのまま。施設の奥にはいくつもの展示スペースがあります。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/f/7/1280wm/img_f7afe3ff4fac2fd7db7b654e28b695e0210897.jpg)
![たくさんのガラス窓が備わる広々とした空間。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/d/b/1280wm/img_db66b34dc6a0e94952fef61ec30f356b222766.jpg)
敷地内にはいくつか建物があり、メインとなるのはI棟。エントランス付近には日本酒を中心に提供するカフェバーが、その奥にはアーティストたちの作品を展示販売するスペースがあります。
建物内には、工場として利用していた時の列車の軌道がそのまま残されていたり、木材を運搬するときに使われていた荷物を締めるベルトを重ねて造られた展示台があったりと、当時の設備や道具が再利用され、SDGsの観点が取り入れられています。
![I棟入り口すぐのスペース。インフォメーションカウンターとカフェバーがあります。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/9/8/1280wm/img_98f89167c4cdb8fc0233deaf19fdd04d149361.jpg)
![さらに奥には、展示・販売スペースが広がっています。製作者たちの生の声を聴きながら買い物できるのがうれしい。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/9/5/1280wm/img_9506cf4f1f0095ca7705b60446bc68d1164181.jpg)
若いアーティストや職人たちの手仕事による作品が生み出され、販売されていたりするので、台北のトレンドをキャッチするのにぴったりな場所かもしれません。新たなアート系リノベスポットは要チェックです。
![南港駅の目の前にあるので、アクセスが便利。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/8/5/1280wm/img_85a5f90510417b5f0d53066a68839165242445.jpg)
POPOP Taipei 瓶蓋工廠台北製造所
所在地 台北市南港區南港路二段13號
電話番号 02-2785-9900
営業時間 10:00~18:00
アクセス MRT南港駅1A出口、台鉄/高鉄南港駅北門出口より徒歩約5分
2023.06.01(木)
文・撮影=矢作晃之