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警察本部だった建物をリノベしたモダンな中国料理レストラン「The Chinese Library」

 中環(セントラル)のソーホー地区に歴史とアートの複合施設「大館」が2018年にオープン。この施設内にある中国料理のレストランが「The Chinese Library」です。

 インテリアデザインを担当したのは、フォーシーズンズロンドンや北京のWホテルなどを手がけたAB Concept。もともとは旧中央警察署だった建物をリノベーション。イギリスのコロニアルスタイルと中国の伝統文化が融合したデザインは、クラシカルかつエレガントで、入った瞬間から気分がぐんぐん上がります。

 シェフを務めるユンノ・リーさんは、広東料理、四川料理、上海料理の各ジャンルを得意とするマスターシェフのもとでキャリアをスタート。

 だからこそ、中国のさまざまな地域の料理のエッセンスが散りばめられたメニューの数々を味わうことができます。

看板メニューのラクサ小籠包は必食

 香港滞在中に食べたい料理リストに必ず入っているのが点心ですよね。「The Chinese Library」に来たら、点心の3種類セットをぜひ。特に看板メニューでもある「ラクサ小籠包」は必食です。

 シンガポールを代表する料理のひとつ、スパイスを使ったラクサのスープを豚肉と一緒に皮で包んだ小籠包で、一般的な小籠包と異なり、ほどよい辛さが特徴。お茶やお酒が進みます。

四川風スープの辛さに注意を!

 辛さを味わいたいのであれば、やはり四川風料理ですよね。例えば、春雨入りのハタの唐辛子スープ四川風。山椒の香りが華やかに香る、品の良いスープです。

 口当たりはマイルドですが、辛さが喉にくるため、勢いよくスープをすするとむせてしまう恐れがあるのでご注意ください。

北京ダックを目の前でカット!

 中国料理を代表するメニューのひとつが北京ダックですよね。「The Chinese Library」では丸ごとの状態のものを目の前で丁寧に切り分けてくれます。

6種類の調味料で味変

 切り分けられた北京ダックをいざ実食。調味料が豊富で、生姜風味のサワークリームやドライレモン、ブラックペッパー、トリュフなど6種類もついてきます。これによって北京ダックの新たなおいしさを発見できますし、味変にもなりますよ。

食事の前後に大館も観光したい

 「The Chinese Library」での食事の前後にぜひ探索したいのが、レストランのある「大館」全体です。ここは香港の法律、司法、刑事制度の歴史を現代に伝える歴史遺産で、旧中央警察署・中央裁判所、ビクトリア監獄を含む16の歴史的建造物を改修。さらに建築家ユニット、ヘルツォーク&ド・ムーロンが手がけた新しい2つの建物JC ContemporaryとJC Cubeも誕生しています。

 2019年にはユネスコ・アジア太平洋文化遺産保全賞優秀賞を受賞。「The Chinese Library」を訪れたら「大館」も見逃せません。ぜひセットでお楽しみください。

The Chinese Library

所在地 Police Headquarters Block 01, Tai Kwun, 10 Hollywood Road, Central,
電話番号 +852 2848 3088
営業時間 12:00~15:00(土・日曜・祝日 11:00~13:00、13:30~16:30)、18:00~22:30(土・日曜・祝日 18:30~22:30)、バー 15:00~0:00
定休日 無休
料金 ディナーテイスティングメニュー988香港ドル、サービス料10%
https://www.chineselibrary.com.hk/

2023.09.09(土)
文・撮影=石川博也