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 せっかく貴重な休日を使って旅行に行くのであれば、すべての時間を目一杯楽しみたい。行き帰りの空港や機内だって旅の一部。ここでもワクワクできれば、最初から最後まで大満足の旅になるはずです。

 そのためには航空会社選びが重要です。香港に行くのであれば、乗るべきはスカイトラックス社のワールド・エアライン・アワード「エアライン・オブ・ザ・イヤー」を通算4回受賞し、2023年は第8位に入賞しているキャセイパシフィック航空。香港を拠点に日本には東京(羽田・成田)、大阪(関西)、名古屋、福岡、札幌の5都市6空港から就航し、香港国際空港を経由すれば、世界中にアクセスすることもできます。


スタイリッシュなラウンジに気分上々

 キャセイパシフィック航空の素晴らしさはフライト前から存分に味わうことができます。そう、ラウンジです。

 特に拠点となる香港国際空港にはラウンジが5つあります。2つのファーストクラスラウンジ「ザ・ウィング」と「ザ・ピア」、そして、それぞれのビジネスクラスラウンジに加えて、2018年には最新のビジネスクラスラウンジ「ザ・デッキ」がオープン。ファーストクラスやビジネスクラスを利用しているなら、活用しない手はありません。スケジュールに余裕があれば、早めにチェックインを済ませて、ラウンジでゆっくり寛ぐのが真の旅上手です。

 ラウンジではどんな楽しみが待っているのでしょうか?

搭乗前に上質なバーでグラスを傾ける贅沢

 まずはフードとドリンクです。どのラウンジでも無料で提供されます。フライト前の腹ごしらえもできますし、アルコールでリラックスしながらこれから向かう旅先に思いを馳せたり、帰りであれば、旅の余韻に浸ったり。

 例えば、「ザ・ウィング」ファーストクラスラウンジにはウェルカムドリンクとしてシャンパンが提供される「ザ・シャンパン・バー」、「ザ・ピア」ビジネスクラスラウンジには、茶葉の香りを試しながら上質な高級中国茶を選ぶことができる「ティーハウス」があるなど、フライトまでの待ち時間が、気分の華やぐハッピータイムに変わります。

香港らしく点心も充実

 フードは坦々麺やワンタン麺、点心などが食べられる「ヌードル・バー」が各ビジネスラウンジにあったり、「ザ・ピア」ファーストクラスラウンジには軽食や焼きたてのパンなどが食べられる「ザ・パントリー」があるなど、ラウンジによって少しずつ異なるため、いろいろなラウンジを巡る楽しみもありますね。

マッサージは予約がベター!

 「ザ・ピア」ファーストクラスラウンジで受けてみたいのが、フットマッサージです。旅に出かける時は日頃の疲れ、帰る時は旅先での疲労を癒してくれることでしょう。

 時間帯によっては混み合うこともあるので、希望する場合はラウンジに到着したらすぐに予約がオススメです。

瞑想で心を整えてから空の旅へ

 「ザ・ピア」ビジネスクラスラウンジにあるのがリラクゼーションルームです。ヨガや瞑想の専用スペースがあり、心身を整え、リフレッシュしてから空の旅へ出かけることができます。

著名なクリエイターによるインテリアにも注目!

 ラウンジはインテリアデザインにも注目です。「ザ・ピア」ファーストクラスラウンジとビジネスクラスラウンジを手がけたのは、イソップの店舗やハーマンミラーの家具などをデザインしたロンドンのイルゼ・クロフォード氏が率いるスタジオイルゼです。デザイナーズホテルのようなスタイリッシュな空間に気分が上がります。

 「ザ・ウィング」ビジネスクラスラウンジは、アップルパーク(アップル本社ビル)などを担当した巨匠ノーマン・フォスター氏が設立したロンドンのフォスター+パートナーズ社がデザイン。こちらも必見です。

成田空港にもゆっくり寛げるラウンジあり!

 成田空港にもキャセイパシフィック・ラウンジがあります。こちらではビュッフェ形式でフードやドリンクを楽しめたり、シャワーを浴びてスッキリできたり。また、仕事もできるようにプリントやコピーのサービスも。出発前にゆっくり過ごしたい方にも、仕事を片付けたい方にも最適な場所となっています。

2023.09.09(土)
文・撮影=石川博也