試行錯誤してたどり着いた 調味料ひとつという調理法

「使う食材を決めたら、今度はどんな味付けにするか考えなきゃいけない。このルーティーンがつらくて。もう悩むのやめた! と、調味料はひとつだけと決めたら気持ちが軽くなりました」

●塩だけ!

ポイントを押さえれば蒸すだけでも決まる

 近藤さんが生み出した、レシピがいらない「中火で8分蒸し」。

(1)たんぱく質250グラムに、ほぼ同量の野菜を合わせる。鶏もも肉250グラムを、フライパンに入れて塩小さじ2/3をまぶす。1センチ角の棒状に切ったじゃがいも1個をすきまに入れ、くし形切りにしたトマト1個をのせる。

(2)水大さじ4をまわしかけてふたをし、中火で8分蒸し焼きにする。

【POINT】

塩だけでも味が淡白にならない秘訣は、たんぱく質の方に味を付けること。また、トマトなど酸味や旨みのある野菜を組み合わせると失敗しない。

●味噌だけ!

ポイントを押さえれば炒めるだけでも決まる

 肉はしっかり焼き色が付くまで焼く。香ばしさとカリッとした食感がおいしさを生む。

(1)フライパンにごま油を強めの中火で熱し、豚肩薄切り肉250グラムを炒める。焼き色が付いたら、同量の水で溶いた味噌大さじ1を加える。ざく切りにしたキャベツ1/4玉を加え、ざっとひと混ぜし火を止める。味噌だけで作る、ホイコーロー風炒めの完成。

【POINT】

肉に味噌をからめ、キャベツを加える。キャベツは生っぽさが残る状態で火を止めるのがコツ。異なる食感のものを一緒に食べることで、よりおいしく感じる。

近藤幸子(こんどう・さちこ)さん

宮城県出身。管理栄養士の資格を持つ。忙しい子育ての中から生まれた手軽なレシピが人気。著書に『味が決まる!レシピがいらない中火で8分蒸し』(家の光協会)など。

最初から記事を読む 「子どもも自分も機嫌よく。 それだけを意識すれがいい」...

CREA 2023年夏号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。