家族全員が心身ともに安心できる施設を
親子で自然の中で過ごす貴重な体験。ただ、大人だけのキャンプと子連れキャンプでは勝手が違う。『CAMP HACK』編集長で2人の子どもを持つ松田さんに親子キャンプのコツを伺った。
「最近は野営やブッシュクラフトなど無骨系のキャンプも人気ですが、子どもが小さいうちは家族全員が心身ともに安心できる施設がいいと思います。トイレなどの水回りがきれい、病院が近いなども安心材料ですね。また子どもから目が離せない時期は車中泊にしてテントの設営時間をなくしたり、料理も家で準備をして調理時間を節約し、自然の中で遊ぶ時間を長くとることを意識しています」
ロッジやコテージがある、またレンタルの充実した施設も親子キャンプを快適にしてくれる。
広々した敷地、幻想的な空間で自然と一体に
●ist - Aokinodaira Field［長野県］
約7万平方メートルの敷地に“林間”“川沿い”“池の畔”など個性的なテントサイトが点在。
「2022年9月にリニューアルしたばかり。ラウンジのトイレや炊事場など水回りも非常に清潔でおしゃれなので、女性や子どもにも安心です。特に林間サイトは、幻想的で非日常感たっぷり。広々したサイトで子どもも興奮して走り回ると思います。『Hut』という小さな家も注目。地形や風景に合わせて造られていて、自然と一体化したような感覚に。数が限られているので激戦になりそうですね。クラフトビールが飲めるバーは大人の息抜きにも」
ist - Aokinodaira Field
所在地 長野県南佐久郡川上村樋澤1402
電話番号 070-4024-1135
料金 キャンプ大人 1,500円〜 子ども 1,000円〜 未就学児無料 Hut 13,000円〜（2名利用の1棟料金）、未就学児1名まで無料
チェックイン 13:00／チェックアウト 11:00（Hutは15:00、10:00）
設備 カフェ、バー＆ダイニング（土曜・祝日営業、冬季休業）、シャワー等
アクセス 電車／JR野辺山駅より徒歩50分、車／中央道長坂ICより約30分
https://ist-field.com/aokinodaira/
遊具やアスレチックで思いきり体を動かす
●ライジングフィールド軽井沢［長野県］
国立公園内にあるアウトドアリゾートでキャンプやアスレチック、日帰りのピクニックも楽しめる。
「ツリークライミングやジップラインなど大自然を満喫できる設備が充実。大人が同伴すれば幼児でも楽しめる遊具もあります。キャンプサイトはフリーサイトや電源付きのオートキャンプサイト、野営サイトなど、バリエーション豊富で、いろいろなスタイルに対応。『リッジロッジ』や『タタンカ』という常設テントを利用すれば、荷物が多い子ども連れでも気軽にキャンプに出かけられます」
ライジングフィールド軽井沢
所在地 長野県北佐久郡軽井沢町長倉山国有林2129
電話番号 0267-41-6889
料金 オートキャンプ 8,800円〜（サイト利用料）、常設テント 11,000円〜（室料）子ども1人につき1,000円引き
チェックイン 13:00／チェックアウト 11:00
設備 炊事棟、シャワー、コインランドリー、授乳室等
アクセス 電車／JR軽井沢駅よりバスで約15分、ライジングフィールド軽井沢下車、車／上信越自動車道碓氷軽井沢ICより約30分
https://www.rising-field.com/
2023.09.21(木)
Text＝Yoko Maenaka（BEAM）
Photograph：Syuhei inoue（ist - Aokinodaira Field）
CREA 2023年夏号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。
この記事の掲載号
CREA 2023年夏号
母って何？
定価950円
CREAで10年ぶりの「母」特集。女性たちにとって「母になる」ことがもはや当たり前の選択肢ではなくなった日本の社会状況。政府が少子化対策を謳う一方で、なぜ出生数は減る一方なのか？ この10年間で女性たちの意識、社会はどう変わったのか？ 「母」となった女性、「母」とならなかった女性がいま考えることは？ 徹底的に「母」について考えた一冊です。イモトアヤコさん、コムアイさん、pecoさんなど話題の方たちも登場。
