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◆二日酔い対策に:枝豆と緑豆もやしのナムル

 しじみの味噌汁でもご紹介したとおり、二日酔いの原因は体内に溜まった余分な水であることが多いです。そのため、お酒を飲んでいる間にも水分代謝を促す食材を食べることで、事前の二日酔い対策にもなりますよ。

 今回のレシピで使用する枝豆、きゅうり、わかめ、緑豆もやしは余分な水分を排出する優秀食材! 特に枝豆は「解酒」の効能も併せ持っているので、旬を迎えるこれからの季節には、ぜひご活用いただきたいおつまみ食材のひとつです。枝豆料理は定番メニューとして置いてある飲食店も多いので、いつも飲み過ぎてしまう傾向にある方は、お酒と一緒に注文してみるといいでしょう。

●材料(4人前)

・冷凍枝豆:150g
・きゅうり:1本
・塩蔵わかめ:50g
・緑豆もやし:100g
・塩:適量
・米酢:大さじ1
・砂糖:小さじ1
・醤油:小さじ1/2

●作り方

(1)塩蔵わかめは、15分ほど水にさらして塩抜きをします。

(2)(1)のわかめの水分を絞って、食べやすい大きさに切ります。きゅうりは縦半分に切り、斜めの薄切りにします。

(3)鍋に湯を沸かし、緑豆もやしを茹でます。ちょうど良い固さになったら、ザルに引き上げてそのまま冷まします。
※水をかけて冷ましてしまうと、もやしの食感が悪くなるので注意しましょう。

(4)ボウルに(2)のわかめときゅうり、解凍した枝豆を入れて塩をふり、全体を混ぜます。

(5)きゅうりから水分が出てきたら、(3)のもやしを入れて混ぜます。米酢、砂糖、醤油を入れて、味を整えます。

(6)冷蔵庫に入れて、30分ほど味をなじませたら、器に盛り付けて完成です。

食べ過ぎ、飲み過ぎ後の食事ケアを試してみよう

 美味しいものに目がない方は、ついつい食べ過ぎたり、飲み過ぎたりした経験が多いのではないでしょうか。食べ過ぎによる腹痛や飲み過ぎによる頭痛を、ただ耐えるのではなく、セルフケアできる方法を知っておくことで、自分の身体を大事にするきっかけにもなりますよ。

 薬膳と聞くと、見たこともない薬のような食材を利用する食事と考えがちですが、今回ご紹介した身近な食材でも十分薬膳料理となるので、ぜひお気軽に薬膳生活をお試しください!

【写真でレシピを手軽に復習!】

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さとうあい

宮城県仙台市在住の料理家。フードコーディネーターや学校講師などを通して飲食業界に携わること20年以上。現在は国際中医薬膳師の資格を取得し、子どもの不調を整える薬膳料理講座や、企業へのメニュー提案などをする傍ら、レシピライターとしても活動中。

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Column

さとうあいの薬膳レシピ

季節の変わり目や、疲れなどからくる体調の変化に薬膳料理はいかがでしょう。
身近な食材を使った薬膳料理を、料理家のさとうあいさんが教えてくれます。
難しい準備は不要! 簡単でおいしいレシピの数々に体も喜ぶはず。

2023.06.17(土)
文・撮影=さとうあい