この記事の連載
- 界 日光 前篇
- 界 日光 後篇
開放感ある内湯と野趣あふれる露天風呂でのんびり湯浴み
ひと息ついたら、界オリジナルの風呂敷に湯道具を包んで大浴場へ。内湯は、手足を思い切り伸ばしてくつろげる広さがあり、石組みの露天風呂もゆったりとしたつくり。泉質はアルカリ性単純温泉で、透明でくせがなく、肌ざわりもやわらかです。
もうひとつ、ぜひ利用してみたいのが貸切風呂(1組1時間3,300円。要予約)。東屋風の屋根がかかり、中庭が見える風流なつくりの半露天風呂です。一般的な家族風呂に比べると湯船もその周りの空間もゆったりと広く、女子旅グループや3世代家族での湯浴みも余裕で楽しめます。檜造りの湯船に身を沈めると、心身のこわばりもだんだんと緩み、体の芯からリラックス。
入浴後は、畳の小上がりがある「湯上がり処」でひと休みを。湯上がりドリンク(無料)の梨ウォーターやルイボスティで喉を潤し、くつろぎながら体を休めましょう。
トラベルライブラリーの入口では時期ごとにさまざまな催しがあり、取材時には栃木県が誇る地酒4種類を振る舞うサービスが!(15:00~19:00)
最近では入手困難と言われる鳳凰美田や、四季桜、柏盛、天鷹など、日本酒好きなら思わず顔がにやけてしまう名酒揃い。ここで少しずつ味見をしてから、夕食で本格的に飲むのもおすすめです。
2023.06.03(土)
文=伊藤由起
撮影=鈴木七絵