この記事の連載

 日本法人ができたりECモールに直営店をおいたりするブランドも増え、最近は日本にいながら多くの韓国コスメを安心して購入できるようになった。現地の美容トレンドも踏まえつつ、今使うべきアイテムをふたりの韓国コスメ通がナビゲート。

 ヘア&メイクアップアーティストのGeorgeさん、ソウル在住の日本人ライター・ジャヨンミさんにおすすめを聞きました。今回は、メイクアップコスメ篇!


Georgeさんに聞いた、韓国のメイクトレンド最前線

――Georgeさんが韓国コスメを好きになったきっかけは?

George(以下G) もう15年以上前から韓国の食やエンタメが好きで、たびたび渡韓していたんです。韓国人の肌がきれいなのはなぜ? という疑問から始まり、スキンケアコスメにハマって、メイクにも夢中になりました。

――今も韓国へは定期的に?

G 最近はもう毎月のように訪れています。現地のヘアサロンで髪を切ったり、メイクをしてもらったりも。

――K-beautyのトレンドの移り変わりは早いと言われますが、最近のメイクの傾向を教えてください。

G 日本でいう時短のような概念はあまりなく、ツールを使ったりアイテムを重ねたりして丁寧につくり込むのが韓国メイク。でも最近は、ベースメイクが少し軽くなってきています。薄づきのセミツヤなファンデーションとパウダーチークで毛穴レスな肌に整え、グロースティックなどでツヤを足し、メリハリのあるセミグローな質感に。

――ツヤツヤではないんですね。

G 少し前のフルカバー、フルグロー肌ではなくなってきています。

――ポイントメイクはどうですか?

G 90年代風の抜け感がある、陰影を強調したメイクがトレンドです。アイシャドウはマットとラメの両方が入ったニュアンスカラーパレットが人気。ベースはマットで必要な部分にラメを重ねます。リップもマットベージュで下地をつくってからメインカラーを重ねる、2色使いが流行っています。

日本で買える韓国コスメ【メイクアップ篇】

 セミツヤにグロー、質感の微差にこだわるのが韓国流。韓国通がすすめる、今使うべきアイテムをご紹介。

◆ロムアンド ハンオールフィックスマスカラ L02

グレーの抜け感と目力を両立したマスカラ

「しっかり発色するグレーがいい感じ。きちんと引き締まって目力も出ます」(Georgeさん)

韓国高麗人蔘社

電話番号 03-6279-3606

ロムアンド公式正規代理店

https://remake-official.jp/collections/rom-nd_collection

◆バイユア セラムフィット ボリューミング グロースティック

マルチに使えるグロースティック

「みずみずしくうるんだような質感。ハイライトにも日中保湿にもリップケアにも使えて便利」(Georgeさん)

Hamee

フリーダイヤル 0120-569-565
https://jp.iface.com/byur

◆ネオクッション マット

たちまち韓国肌になるマットクッション

「高密着でくずれにくく、韓国っぽいナチュラルマットな美肌が簡単に」(ジャヨンミさん)

ラネージュ

フリーダイヤル 0120-239-857
https://www.laneige.com/

◆ムジゲマンション オブジェリキッド 015

オブジェのようなヴィーガンリップティント

「オブジェのような容器も発色もおしゃれなリップ。唇にフィットして落ちにくい」(Georgeさん)

ムジゲマンション 楽天市場公式ショップ

https://www.rakuten.co.jp/muzigae-mansion/

2023.05.13(土)
Composition & Text=Mari Otsuka
Photographs=Shinsuke Sato

CREA 2023年春号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

この記事の掲載号

いま、進化する韓国へ!

CREA 2023年春号

いま、進化する韓国へ!

定価950円

「CREA」2023年春号は久しぶりの韓国特集。韓屋や古いビルを大胆にリノベーションしたカフェ、アートピースみたいなスイーツ、新しい感性で作られる器や伝統の布――。久々の韓国は何もかもがパワフルに、ダイナミックに新しく変わり続けていました! ソウルを中心に、現地でやりたいことを詰め込んだ一冊を片手に、旅に出かけませんか。