韓国メイクというと「Z世代なら似合うけど……」と躊躇してしまう方も少なくないのでは? でも実は、韓国メイクはその人が本来持っている魅力を強調し、品と華やかさをプラスしてくれるテクニックとアイテムの宝庫! 大人世代にこそ試してほしいメイクなのです。
みなさんに、大人韓国メイクの底力を知ってもらうべく、韓国メイクに精通しているヘアメイクアップアーティストのGeorgeさんを招き、40歳のCREAアンバサダー井上智賀さんに「大人韓国メイク」をしてもらいました。
メイクテクニックと使用したアイテムを、「ベースメイク篇」「メイクアップ篇」「ヘアスタイル篇」の3回にわけてお届けします。

メイクが進むにつれ、井上さんの顔の印象がどんどん変化していく様子も必見です!

Georgeさん直伝! 大人韓国メイクのマストポイント3
【1】立体感と透明感が際立つベースメイク
【2】丁寧に仕込んだメイクアップ
【3】ツヤとボリューム感のあるヘアスタイル
今回は、【2】のメイクアップ篇です!
【メイクアップ篇】肌なじみのよいカラーでまとめながらも、ぐんと華やかな印象に
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「韓国メイクは、色で遊ぶというよりは、肌なじみのよい定番カラーを質感の組み合わせで楽しむのがトレンドです。特に目もとは手順が多く感じますが、重ねることで深みが出るのでぜひ試してみてください」(Georgeさん)
【アイメイク】マットな質感とラメ使いで、定番ベージュアイシャドウをアレンジ
「アイシャドウは、マットな質感にラメをポイント使いするのがポイント。パール感が多いと、韓国メイクっぽくなりません。色使いもグラデーションではなく、レイヤード(重ね塗り)するのがコツ」とGeorgeさん。肌なじみのよいベージュ系アイシャドウで丁寧に色を重ね、奥行きを出して。
【メイク手順】
【ステップ1】
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
まずは「上まぶた」から。「CLIO プロ アイ パレット 12」の①をアイホール全体にのせ、②を眉下に。③を二重幅より少し広めにのせてから、④をまぶたの盛り上がっているところ(黒目の上)に幅広く入れる。⑤をラインのように目頭から目尻まで引く。
【ステップ2】
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次に、「下まぶた」。まず、涙袋に②を入れる。その後、⑥を目尻から目頭方向の2/3くらいに重ねた後、⑦を目頭にのせる。
使用アイテム:CLIO プロ アイ パレット
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シマー、マット、グリッターの3つの質感を楽しめる10色パレット。粉飛びしづらく、美しい発色が楽しめます。平たいブラシと丸みのあるブラシのWエンドブラシつき。
CLIO JAPAN公式サイト
その他のポイント
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眉……トレンドは眉尻が下がらないまっすぐの形。少し明るめのアイブロウカラーをのせてから、アイブロウマスカラで色をつけて柔らかさをプラス。コンシーラーでアウトラインを消し、より立体的に見せて。
アイライン……アイカラーと同系色のブラックブラウンのカラーをまつ毛のキワにオン。目尻側を長めに描いて。
マスカラ……ビューラーで根元からしっかりまつ毛を上げ、下地を塗ってからマスカラを塗る。束感のあるのがトレンドなので、コームでとかさず仕上げて。
頬……チークをしていないような印象にするため、明るめのピンクを大きめのブラシでふわりとのせる。肌をきれいに見せるために入れるので、あまり発色を際立たせないのがコツ。
2023.03.31(金)
文=増本紀子(alto)
撮影=平松市聖