2019年に韓国で誕生したコスメブランドhince(ヒンス)。

  自身の持つ雰囲気や個性を活かして、本来の美しさを引き出して表現する“Mood Narrative(ムード ナラティブ)”をブランドコンセプトとして展開、その想いを表現する色彩豊かで心くすぐるメイクアップアイテムやアンニュイな世界観で、トレンドが目まぐるしく変わる韓国コスメの中でも、不動の人気を誇っています。

 そんなhinceが日本初となる旗艦店を東京・青山にオープンしたのでお邪魔してきました。訪れて感じたのは、コスメを試せる、購入できるショップとして存在しているだけではないということでした。インテリアのヒントがたっぷりと散りばめられた店内の様子をお届けします!


 表参道駅から、徒歩で3分ほどの路地に入ると見えてきたのは、白くてスタイリッシュな2階建ての建物。一歩足を踏み入れると、ローズベージュをキーカラーにした柔らかで優しい印象の空間が広がっていました。

 1階はメイクアップラインを揃えてhinceの表(おもて)を表現し、2階はフレグランスアイテムでhinceの内面を表現。同じ建物内でコンセプトの異なる空間を楽しむことができるんです。

 全アイテムが揃っているのはもちろんのこと、ここでしか購入することができないのが、持ち運びサイズの鏡「ムードリフレクター」。アンティークな雰囲気を纏ったセンスあふれる鏡は、ギフトにもおすすめです。

 そして独特の世界観が魅力のhinceらしく、メイクアップアイテムをただ置くのではなく、ところどころ、美術品のように飾っているのが印象的でした。「フレグランスはこう置いたら可愛いのか……」と、写真とともにメモ。

2022.12.17(土)
文・写真=CREA編集部