この記事の連載

 のっけることで生まれる、新たなおいしさ。フードライターの白央篤司さん、ごはん同盟のしらいのりこさんが「のっけて、食べる」楽しさを、毎日交互にレシピ付きで綴っていきます。

 きょうの当番は、しらいさん。

» きのうのレシピ「たらの芽と筍のあんかけ丼」


vol.244 春の牛丼

春の牛丼。
春の牛丼。

 私の実家のある新潟ではゴールデンウィークの田植えのときに、裏山でたけのこ掘りをします。堀りたてのたけのこは柔らかくてほんとおいしいんですよね。東京のスーパーで土付きのたけのこをみつけ、つい待ちきれず、購入。

 今日の牛丼は春仕様。たけのこに、新玉ねぎ、そしてセリをのっけました。セリは3月くらいまでなので、なんとなく春のバトンを渡しているような牛丼です。

■材料(1人分)

・牛切り落とし肉:100g
・たけのこ(水煮):40g
・新玉ねぎ:1/4個
・ごはん:適量

A
・出汁:1/2カップ
・醤油、酒、みりん:各大さじ1と1/2
・砂糖:大さじ1/2

・セリ:少々

■作り方

(1) たけのこ、玉ねぎは薄切りにする。

(2) 鍋にAを入れ、沸騰したら、(1)を入れる。玉ねぎが透き通ってきたら牛肉を入れ、牛肉の色が変わったら火をとめる。

(3) ごはんに(2)をのっけて食べる。

 セリがなければ三つ葉、万能ねぎでもOK。Aはめんつゆ+水で代用可。気軽に作ってください。

 昨日の白央さん、たらの芽を炒めてましたね。私はたらの芽というと天ぷら一択だったので目からウロコでした。今度やってみよ~。

おいしいもののっけ隊(隊員2名)

白央篤司(はくおう あつし)

「暮らしと食」がテーマのフードライター。日本各地のローカルフードに詳しい。著書に『自炊力』(光文社新書)など。オレンジページやメトロミニッツなどでコラム連載中。
https://www.instagram.com/hakuo416/


しらいのりこ

お米料理研究家。米農家出身の夫、シライジュンイチと共にごはん好きの炊飯系フードユニット「ごはん同盟」として、美味しいご飯の炊き方やお米の料理、ごはんに合うおかずなどのレシピ考案を行う。
https://linktr.ee/shirainoriko

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Column

のっけて、食べる

のっけることで生まれる、新たなおいしさ。フードライターの白央篤司さん、ごはん同盟のしらいのりこさんが「のっけて、食べる」楽しさを、毎日交互にレシピ付きで綴っていきます。

2023.03.15(水)
文・撮影=しらいのりこ
イラスト=二村大輔