全室オーシャンビュー&客室温泉露天風呂付き
◆伊豆河津浜 磯あるきの湯宿 潮雲
大正2年より伊豆で旅館を運営する⽟翠グループ。伊豆熱川温泉の「奈良偲の里 玉翠(ならしののさと ぎょくすい)」、伊豆高原の「大室の杜 玉翠(おおむろのもり ぎょくすい)」に続く、グループ3件目となる温泉宿が2022年9月に誕生した。
それが、河津浜の目の前に佇む「伊⾖河津浜 磯あるきの湯宿 潮雲(うしおぐも)」(以下、「潮雲」)だ。
この湯宿「潮雲」の館内は、数々の品種の⼀枚板やアンティークなどが設えられ、⽊の温もりと歴史を感じられる、レトロモダンなデザインが基調となっている。
客室は全7室で、そのすべてが河津浜と伊⾖七島を望むオーシャンビュー。さらに温泉掛け流し露天⾵呂とデッキテラスを完備。季節や時間帯によって移ろいゆく景色、海と朝⽇や星空が織りなす眺望を楽しむことができる。
時間帯によって、⼤浴場または貸し切り⾵呂として利用可能な「潮騒の湯」、そして客室の露天風呂はいずれも源泉掛け流し。
最⾼の源泉掛け流しを実現するためには、天候・気温・温泉の状態等を計算・管理する技術が不可⽋で、⽟翠グループでは⼀世紀以上前の本店創業時から、“湯守り”という職⼈による管理にこだわり続けている。ちなみに“湯守り”は⽇本古来の伝統だが、現在は⽇本各地を見回しても、稀有な存在だという。
そんな中、もちろん「潮雲」もグループの伝統を受け継ぎ、“湯守り”の技術を駆使して温度を管理。さらにインバスアメニティには、温泉との相性を追求した「潮雲」オリジナルの“ゆもりびと”を用意している。源泉掛け流しというだけでも贅沢だが、ここではいつなんどきでも、さらにワンランク上の湯浴みが期待できるのだ。
食事は「⽟翠」総料理⻑の三川三郎氏監修のもと、「⽟翠」が創業時からこだわり続けている、⽬と⾆で愉しめる料理を提案。
⼣⾷は、伊⾖の旬の⾷材を使⽤した和会席。伊勢海⽼や鮑などの新鮮な海の幸、⾦⽬鯛の煮つけ(⼀尾)、わさびの名産地河津ならではのわさび丼など、伊豆の季節を感じさせ、器や料理提供の演出にもこだわった献⽴が堪能できる。
温泉宿には珍しく、朝食に供されるのは洋食メニューだ。選べるメインのグリル料理、伊⾖の温野菜、鮑のグラタンなど、夕食同様、伊⾖の食材をたっぷりと使用。それに加え、パン、伊⾖の農家が製造しているジャム、河津の⾃家焙煎⼯房「カフェ アイラナ」のオリジナルブレンドのコーヒーなど、地元の厳選品が並ぶ。
宿の前に広がるのは、河津浜。河津浜には、美しい砂浜や稀有な柱状節理など、⾃然の魅⼒が詰め込まれている。それゆえ、“郷愁に浸りながら、浜をこの宿の庭のように寛いでほしい”との想いから、サンダルやビーチシート、日傘など、数々の“磯あるきグッズ”の貸し出しをしているのも、この宿ならではの粋なはからいだ。
伊豆河津浜 磯あるきの湯宿 潮雲(うしおぐも)
所在地 静岡県賀茂郡河津町浜357
フリーダイヤル 0120-07-2170(玉翠コールセンター)
https://reserve.489ban.net/client/ushiogumo/0/plan/id/145223/stay
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2023.01.10(火)
文=立花奈緒(ブレーンシップ)