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1972年に世界初の海外店舗が日本橋髙島屋にオープン

 1972年、フランス国外で初となるフォションブティックが、東京・日本橋髙島屋にオープン。種類豊富な紅茶やジャム、デリカテッセンの瓶詰めや調味料など、本場フランスの味を伝える商品で日本の食通を虜にします。

 1960年代に開発されたフルーツを使ったフレーバーティーが世界で話題を呼び、特に日本ではアップルティーが大ヒット商品に。その後、1980年までに15店が日本国内にオープン。現在では全国約30店舗で展開されています。

黒と白、フォションピンクで新たなビジュアルイメージを創造

 2004年、ミシェル・デュクロ社長(現在は会長)のもと、黒と白とフォションピンクをブランドカラーに採用して現代的でラグジュアリーなヴィジュアルイメージを構築。“ヌーヴェル・フォション”はフランス美食ブランドとしての国際評価をさらに高めました。

 また、パリ本店と日本で2008年から毎年9月に開催されているエクレア・ウィークでは、期間限定の「フォション・エクレアウィークカフェ」がパリでは10回、日本では2014年と2015年に登場。本国の人気商品や日本限定商品などが提供され、毎年大盛況です。

【後篇】日本上陸50年を記念の新商品を見る

フォション

http://www.fauchon.jp/

次の話を読む“極上の食”だけを提供する 日本上陸50年・美食界のトップブランド パリ発FAUCHON【フォション】後篇

2022.11.23(水)
文=齊藤素子