古川雄大×馬場ふみかの情熱的で危険な”恋“

 MBSドラマ特区『恋と弾丸』は、累計500万部目前の人気コミックの実写化。

 『エリザベート』や『ロミオ&ジュリエット』など数々の名作ミュージカルに出演してきた古川雄大さんが、ヤクザの桜夜役を、俳優のみならずモデルとしても絶大な人気を誇る馬場ふみかさんが勝ち気でまっすぐな女子大生ユリ役を演じる。

 危険だと知りながらも溺れていく二人の命がけの恋模様と、聞いていて赤面するような愛の名言の数々、そして、情熱的すぎるラブシーンが満載のドラマの裏側を、共演2度目にして「やっと打ち解けた」と笑い合う、息ぴったりの二人に聞いた。

――今年の2月に上演された舞台『シラノ・ド・ベルジュラック』で共演したお二人は、ドラマ『恋と弾丸』が2度目の共演となりますね?

古川 舞台ではまったく結ばれず、僕が一方的に振られ続ける役だったんです。なので、今回は結ばれる役でよかったです。

馬場 舞台の時、実はほぼしゃべっていないんですよね。古川さんのセリフ量がとんでもなく多かったので、稽古場の隅っこに座って、炭酸水を飲みながらずっと台本を読んでいる姿が印象的でした。ここまで打ち解けられたのは、ドラマの撮影をしてから。イメージはすごく変わりました。

古川 そう?

馬場 超ストイックにお芝居に向き合っているイメージだったけど、ドラマの撮影ではキャストやスタッフさんとすごくたくさんコミュニケーションを取っていて。意外に“開いている人”なんだなって思いましたね。

――ラブシーンが多く距離が近い役だからこそ、積極的にコミュニケーションを取るようにしたということは?

古川 それもお互いにあったと思います。「普段は人とこんな距離でいないよな」っていう近さでするお芝居に、免疫がなくて(笑)。僕からすると、全部さらけ出すみたいな感覚で現場にいました。くだらない話にも付き合ってくれたよね。

馬場 割とプライベートの話をしましたよね。ドラマの二人のように「一目ぼれします?」とか。「こんなキザなセリフ言いますか?」とか。

2022.10.27(木)
文=松山 梢
メイク=唐澤知子、阿部美咲、伊東真美
衣装=石橋万里、狩俣成美
撮影=三宅史郎