伊達政宗も愛した名旅館で湯巡りを

●湯元 不忘閣[宮城/青根温泉]

 伊達藩の湯治場として1528年に開湯した名湯・青根温泉を代表する温泉旅館として、また多くの文人墨客に愛された宿として知られる。

 宿泊した伊達政宗が滞在の感動と喜びを忘れないように“不忘”と名付けたと伝わる。本館と、政宗も宿泊した桃山様式の「青根御殿」は国の登録有形文化財に指定されている。

 芥川龍之介が滞在した土蔵、山本周五郎が『樅ノ木は残った』を執筆しながら眺めたといわれる樅ノ木も残され、文豪たちの滞在した時代に思いを馳せることができる。

 地の素材を使った会席料理のほか、“政宗鍋”や鹿鍋などで郷土の味を堪能し、政宗も愛した温泉に浸かれば忘れられない宿になる。

ゆかりの文豪

芥川龍之介
山本周五郎
与謝野晶子
etc.

湯元 不忘閣

所在地 宮城県柴田郡川崎町青根温泉1-1
電話番号 0224-87-2011
宿泊料金
◆1室1名利用時の1名最低料金 (1名利用は平日のみ)18,700円~
◆1室2名利用時の1名最低料金 (平日、休前日ともに)18,150円~
ひとり対応 通年
客室数 14室
食事 夕:食事処(個室あり)/朝:食事処(個室あり)
チェックイン 15:00/チェックアウト 10:00
アクセス JR仙台駅より高速バスで約70分、アクティブリゾーツ宮城蔵王より送迎あり、またはJR白石蔵王駅よりバスで約50分
https://www.fubokaku.com/
●Wi-Fiあり

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※宿泊料金、料理などは、季節により変更になる場合があります。
※データは2022年5月24日現在のものです。
※1室1名利用時の1名最低料金、1室2名利用時の1名最低料金はいずれも1泊2食付き(税・サービス料込み価格、入湯税は別)を基本とします。

2022.09.12(月)
Text=Motoko Saito

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※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

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