推しとの距離を考える。「えっ、どうもなりたくないが?」(つづ井)

つづ井 わかるぅ~! 情報の少ない推しの俳優さんの舞台に、通い詰めていた時期があったんです。その時、姉に「つづ井ちゃんはその人とどうなりたいの?」って言われて、“えっ、どうなる? どうもなりたくないが?”と思ったんです。

 姉はオタクじゃない人なので、私がその俳優さんと繋がりを持とうとしていると思ったみたいで。けど、私はそうじゃないから、言われた時にガーンガーンってすごく衝撃を受けて、そういう考え方もあるのかとびっくりしました。

田辺 そうですよね。3次元の推しの生活に、自分は入りたくないです。

つづ井 その気持ちはわかります、私もあまり認知されたくないオタクなので。もちろん、いろんな形があるんですけど。

田辺 色々あっていいんですけどね。私も一時期、過激派でしたから。

つづ井 へぇ、意外!

田辺 “私のほうが先に好きだったのに!”と思ったり、ほかの人から「あれが好きで」とか言われると“私の方が好きだよ!”とか思ったりもしましたけど、今はだいぶそういう気持ちも落ち着いてきました。

ここからはフリップを使ったプレゼン! 3人とも熱弁しました

 最後に、それぞれの考えた“ちょっとしたパーティー”をプレゼンすることに。

 まず、酒寄さんがプレゼンしたのは、田辺さんと2人で考えたプールサイドで行われるパーティー。『ドラゴンボールZ 神と神』でブルマがやってたパーティーをイメージしたそうです。が、そのパーティーを「ちょっと豪華すぎたね」と反省した田辺さんは、オイスターバーでの会合を提案します。

 そのプレゼンの後、着ぐるみだったつづ井さんが「ちょっとしたパーティー」にふさわしいチャイナドレス姿にサプライズ着替え!

 着ぐるみを脱いだ姿はイベントのお客さんだけのお楽しみでしたが、つづ井さんのプレゼンはタイムスケジュールからかなり作りこまれたものに……。

2022.05.07(土)
文=高本亜紀
撮影=今井知佑