三者三様の“推し活”からパーティのプレゼンまで…盛りだくさんのイベントをレポートします!

 『裸一貫! つづ井さん4』の発売を記念して、著者のつづ井さんとぼる塾・酒寄希望さん、田辺智加さんによるトークショーが開催されました。

 つづ井さんの大ファンだと公言している酒寄さんと田辺さんから新刊の感想が伝えられると、着ぐるみ姿のつづ井さんは表情こそわからないながらも「うわぁ、嬉しい~!」と声を弾ませて喜びます。

 三者三様の「推し活」について語ったあとは、ぼる塾の2人による「ちょっとしたパーティとはどういうものなのか?」という疑問から、それぞれが考えた“ちょっとしたパーティ”をプレゼンしました。

まずはオタクになったきっかけを語り合う3人……

田辺 それぞれオタクになったきっかけは覚えていますか? 私はねぇ、覚えてますよ。

つづ井 おぉ、すごーい!

田辺 うふふ。14歳で目覚めました。テレビで観たV6の井ノ原(快彦)さん、イノッチから始まって……好きな人に似ていたんですよ。そのうち、好きな人よりもイノッチの方が好きになっちゃって、どんどん沼にハマっていったんです。正直言うと、推しというものがなかった頃の自分が思い出せないんですよね。

つづ井 わかるぅ~!

田辺 ですよね? 酒寄さんはどうだった?

酒寄 自分はオタクだと自覚してそうなってるわけじゃないんですけど、『ドラゴンボール』のピッコロさんがきっかけなのかなと。民族衣装萌えもそうですし、タンクトップっていいのかわかんないですけどタンクトップ萌えとか(笑)、あとは人外萌えとか、彼には私のいろんな趣味を形成させられましたね。

つづ井 私は物心ついた=オタクみたいな感じなので、田辺さんと同じで、オタクじゃなかった時期が思い出せないですね。それまで何をして生きていたんだろうと思います。

田辺 そうですよね? 皆さんはどうなんだろう?(と、客席を見渡して)あぁ、頷いていらっしゃいますね。いつオタクになったのかは思い出せないんですけど、好きな人とかもののある生活の豊かさ、素敵な人を見つけられた自分って最高!みたいなことはよく思っています。

つづ井 あぁ、すごい! いい自己肯定感ですね。

田辺 たまに「どうしたら推しを見つけられますか?」っていう質問を受けるんですけれど、こればっかりは自分の心次第ですもんね。

酒寄 田辺さん、相田みつをみたいなこと言ってる(笑)。

つづ井 うふふ。でも、本当に巡り合わせですもんね。

2022.05.07(土)
文=高本亜紀
撮影=今井知佑