【2022年5月】悟明老師が占う開運行動

 気分が高揚するような楽しい状況も、穏やかに過ごせる平和な環境もなかなか得られにくい今、開運の助けになりうるアイテムは、以下の3つです。

 “これこそ私の願い!”とピンとくるものを取り入れてみてください。

 1つ目は、跪いた子どもの像「跪人」。

 人を引き立ててくれたり、支援してくれる人物を意味する“貴人”の「貴」と「跪」の発音が同じことから、中華圏では、困ったときの助けが得られる吉祥物として親しまれています。

 「跪人」で検索すると、玉と呼ばれる石で作った置物や飾りが見られます。そうした画像を参考に、正座している人形を探してみてください。

 方角は問いませんが、オフィスや書斎の机上に飾るのがポイントです。

 2つ目は、ピンク色の水晶・ローズクォーツ。

 恋愛成就のパワーストーンとして日本でも親しまれていますが、人間関係を円滑にしたり、仕事上の良縁を引きつけたり……というご利益が期待できるそう。

 形は球体、大きければ大きいほどよく、野球ボール大なら理想的。転がらないよう、台座や敷物を用意するといいでしょう。

 これを枕元に置いて、たくさんの喜びごとに恵まれるよう、お願いしてください。

 3つ目は、一対の「豼貅(ひきゅう)」。

 古代中国の伝説の動物である豼貅は、金銀財宝を食べ、蓄えるといわれ、中華圏では厄よけや招財の神獣として知られています。

 風水では、雌雄一対の豼貅の置物を飾るのが基本。

 雄がお金を呼び込み、雌がそのお金を守るほか、人間関係を良好にする助けになるとも。

 コロナ禍で思うように稼げない、物価高でやりくりが大変というときには、この貔貅の力を借りましょう。

 オフィスのデスクの上やリビングに飾ってください。その際は、必ず顔が外を向くよう配することが大切です。

 今月、寺社にお参りをする際は、北か南の方角へ。願いを叶えたいという強い気持ちを伝えてきてください。

 開運グッズにしろ、お参りにしろ、“可能性があることは何でもやってみよう!”と試すことで、前向きな気持ちが生まれてくるものです。

 できることはすべてやる。そのプロセスで生まれる気概は、必ずや次のステップへの原動力となっていくものと信じています。

悟明老師(ウーミン ラオシー)

「易屋軒命理」算命師。祖父の代から続く占術家で、一子相伝の奥義を受け継ぐ。占い歴は25年。本サイトでは東洋の占星術「十二太歳宮理論」に基づく干支の運勢を「鳥卦」によって詳細に解説。
台北市饒河街夜市内(饒河街220號の前)での鳥占いは、連日、長蛇の列ができる人気ぶり。生まれ年と質問を伝えると、神鳥が中国タロットのカードをついばみ、先生が解読。探し物が見つかるとのクチコミ多数。
※鑑定は17時30分~23時まで。鳥卦(約10分)は、一問につき300元。通訳を希望すれば、専属の通訳者がネット電話ごしに説明してくれる。鳥卦以外にも紫微斗数、四柱推命などのパーソナルな占いの依頼も可能。電話番号:0930-763-546(中国語対応)

Column

台湾発! 悟明老師が世界を占う

台湾の饒河街夜市での鳥卦(神鳥占い)が“当たる!”と評判の悟明老師。実はあらゆる占術に精通していて、台湾ではメジャーな紫微斗数での鑑定も行っています。そこで、日本の読者のために、毎月の世相を紫微斗数で読み解いてもらうことに。ここでは大局をみる際に使われる「天下第一盤」で占います。

2022.04.30(土)
文=堀 由美子