休眠から目覚めた木や草が花を咲かせ、景色を鮮やかに染め上げる春。
47都道府県の観光のプロがセレクトした、その地に息づく素晴らしい春の景色をまとめてご紹介します。この先の旅の参考にどうぞ!
今回は関東エリア篇です。
※記載されている「見ごろ」は例年のものです。気候等により変動する場合がございます。
※施設の休業、イベントの中止・延期の可能性がございます。事前にご確認ください。
◆茨城県
沖洲の桜並木
画家や彫刻家など芸術家のアトリエが点在する沖洲地区。3月下旬から4月下旬にかけて、この沖洲にある約1.2キロメートルの桜並木が見頃を迎え、桜の花のトンネルができる。
「桜の木は、中洲にある通称・芸術村の住民の方が大切に管理しているもので、毎年満開の花を咲かせます。
ポカポカとしたお天気の中をゆっくり散策したり、自転車やバイクなどで走りながら眺めると『春』を肌で感じることができます」(行方市観光協会)
沖洲の桜並木(おきのすのさくらなみき)
所在地 茨城県行方市沖洲
◆栃木県
あしかがフラワーパーク「ふじのはな物語~大藤まつり2022~」
花の名所として知られるあしかがフラワーパークで、春に見ごろを迎えるのが藤の花。毎年恒例となっている「ふじのはな物語~大藤まつり2022~」では、陽の光にきらめく無数の藤や、ライトアップされた夜の藤が楽しめる。
「2014年に日本で唯一、アメリカCNNが選出する『世界の夢の旅行先10カ所』に選ばれたスポットで、広さ10万平方メートルの園内には350本以上の見応えのある藤のガーデンがあります。
600畳敷(1,000平方メートル)の大藤棚が3面、世界でも珍しい八重の大藤棚、樹齢160年に及ぶ大藤(ムラサキフジ)、長さ80メートルの白藤のトンネルなどがあり、特に八重の大藤棚、白藤のトンネルは花の真下を通り抜けることができて人気です。
また、期間中は園内全体がライトアップされて、幻想的な光景が広がります」(栃木県観光物産協会「とちぎおもてなしメイツ」鎗田景子さん)
ふじのはな物語~大藤まつり2022~ 開催期間:2022年4月16日~5月22日
藤の開花時期:4月中旬~5月中旬
あしかがフラワーパーク「ふじのはな物語~大藤まつり2022~」(あしかがフラワーパーク ふじのはなものがたり おおふじまつり2022)
所在地 栃木県足利市迫間町607
https://www.tochigiji.or.jp/event/e16373/
◆群馬県
藤岡ふじまつり
藤岡ふじまつりは、「ふじの咲く丘」で藤の見ごろの時期に合わせて開催される花の祭典。種々の豪華な藤が楽しめるとともに、藤をさらに満喫できるような各種イベントが行われる。
「会場となる『ふじの咲く丘』は、藤岡市の花・藤をテーマにした公園です。敷地面積約2.3ヘクタールもの広大な園内に、形や色の異なる45種類の藤が咲き誇ります。
中でも、全長約250メートルにも及ぶ巨大な藤棚は必見。シャンデリアさながらの壮麗な姿を観賞できます。
また、日没後は藤棚のライトアップやイルミネーションの点灯が行われ、幻想的な雰囲気の中で藤を楽しむことができます」(ググっとぐんま観光宣伝推進協議会)
見ごろの時期:4月下旬~5月上旬
藤岡ふじまつり(ふじおかふじまつり)
所在地 群馬県藤岡市藤岡2690-7ふじの咲く丘
https://gunma-dc.net/tourism/70/
2022.04.15(金)
文=CREA編集部